ひげ爺の独り言

髪が薄くなり髭はごま塩の「ひげ爺」、旅行会社を定年退職して16年。 高齢となって転居した大宮での隠居ぐらしを投稿します。

切り干し大根を大量製造

2012-03-20 10:31:47 | 食楽・年金ライフ 
初秋に種蒔きして育てた自家製大根は、12月に取り込み土埋めした。
煮物におでん、サラダやおろしなど、必要な時に掘り出して使ってきた。
さらには、二月の午の日に作る郷土料理「すみつかれ」の主役になった。
今年は初午が節分と重なったため、この料理は二の午で作って食べた。
この時も大根を多く使い、料理は兄弟姉妹にもお届けし食べてもらった。
そんな重宝な自家製の土埋め大根も、春を迎えて残は減ってきている。
すると先週の13日、近所に住む農業の主人が大根12本を持ってきた。

ビニールハウスで栽培した新鮮な大根で、形も大きさも良い物だった。
稲作の準備に向けて、ハウスは育苗場所になるので片付けたいらしい。
ハウス内に残っている大根は、収穫し処理する必要があるという訳だ。
簡単に食べきれる量ではない、そこで キリボシ大根を作ることにした。
私が12本の大きな大根を洗い、女房が皮を剥き切って千切りに刻んだ。
私の好みは、歯ごたえがあって味の染み込んだ太めのキリボシ大根だ。
そこで太めの物と普通の物、さらには銀杏切りの物と3種類を作った。

切ったキリボシは、「吊し網かご」や「あげしょうぎ」に並べ広げて乾燥だ。
1週間ほど乾燥し出来上がったら、お隣や親戚にもお届けしたいと思う。
予期せぬ大量の大根で、彼岸に来宅するお客さんへの手土産が出来た。
都市部に暮らす兄弟は、手作りの素朴で自然な季節の味を喜ぶだろう。
「歳相応に枯れた兄弟に、枯れたキリボシを贈ろう」と、ひげ爺の独り言。
糖尿持ちのひげ爺夫婦には、ヘルシーな保存食が確保出来たということ。

参考》「あげしょうぎ」は、埼玉北部の方言的呼び名で野菜やうどん等を
水から揚げる時に使う浅く平たいザル(写真奧の竹笊)のこと。
コメント
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