こころの文庫(つねじいさんのエッ!日記)

家族を愛してやまぬ平凡な「おじいちゃん」が味わう日々の幸せライフを綴ってみました。

赤ちゃん戦争はじまる

2016年08月11日 01時33分17秒 | 文芸
何週間ぶりになるのかな?
長女が戻ってきた。もちろん初孫を連れている。
もう寝返りを打てるようになったらしい。赤ちゃんの成長は早い。
「は~い、じいちゃんだよ」娘が赤ちゃんに声をかける。
「こんにちは、○○ちゃん」私の声に反応して頭をそらして私を見た。
うれしくて「おいで」と手を出す。
すると、表情に緊張が生じた。そして、泣き顔に……気配を感じて、慌てて手をしまった。
「あれあれ、おじいちゃん、嫌われてるよ」妻がからかいながら、赤ちゃんを受け取っている。
(泣かないじゃんか。なんで?)こんな時に男性は落胆を覚える。
3週間前は、私の胸に抱かれて、機嫌よくしていたのに。
成長期の赤ちゃんに3週間のブランクはかなり大きいのだ。
これが外孫とおじいちゃんの関係なのかもしれない。
結局、娘が帰るまでの5時間余りの間、
遠くから「は~い、○○ちゃんよー、じいちゃんやぞ」と声をかけるだけ。遠くだと、にこにこしてくれる。でも近寄ると、顔が歪み、ぐずり始めると、(こりゃ、やばい!)すっ飛んで離れる。赤ちゃんが慣れてくれるには、あまりにも時間がなさすぎる。
遠くで頬笑んでくれるにぬか喜びしてはいけない。これは娘が買い物に連れて行ったとき、うしろのおじいちゃんに興味を示して懸命に見つめてにっこりするのと同じ現象に過ぎない。
娘の食事作りにかまけて、気にせぬそぶりでいたが、本心はアセアセで、そして寂しく悲しい。
「来週1週間はかえって来られるよと妻に言っているのを小耳にはさんで(それぐらいあれば、今度こそ)と、じいちゃんは発奮した。
さあ、外孫との距離がなくなるかどうか、来週が楽しみだ。手ぐすね引いて待つことにした。
コメント
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