こころの文庫(つねじいさんのエッ!日記)

家族を愛してやまぬ平凡な「おじいちゃん」が味わう日々の幸せライフを綴ってみました。

お盆の光景

2020年08月12日 02時07分25秒 | つぶやき
暑い!
深夜1時半を過ぎても……暑い!
昔の夏はどうだったんだろう?
クーラーがなかったのを凌げたのだから、
いやいや……。
記憶の暑さとの比較は容易じゃない。
暑い中を、
市役所の「ふるさと広場イベント」担当者が、
我が家へやってきてくれた。
「ふるさと川柳IN加西」の表彰云々や
次の企画「男性の料理教室」の進め方を打ち合わせた。
仕事とは言え、
この暑さの中、いやはやご苦労様としか言えない。
図書館とタイアップした新企画や、
昆虫鉛筆画教室などの企画も検討することになった。
やはり子供対象のイベントになってしまうのは
やむを得ないなあ。

しかし暑い。
13日になればお盆の日常が始まる。
今夏は父の姿のない寂しいお盆になる。
振り返ってみれば、
物心ついた私が自覚したお盆には、
必ず五つの顔があった。
祖父、父、母、兄、そしてわたし。
一つ屋根の下で絆を育む5人家族である。
お盆に仏前でご詠歌を唱える光景に、
五つの顔は必須だった。
先達を務めるのは父。
その父がつく鉦を
兄と私が奪い合うのはしょっちゅうだった。
時には親せきの顔が加わっても、
あの五つの顔は欠けることはなかった。
何年も何年も同じ光景が繰り返された。
考えてみれば、
幸せで穏やかな光景があり続けた。

いま五つの顔から四つの顔が欠けてしまった。
新しい家族がいなければ、
私一人というわけだ。(むなしく寂しい思いに駆られる)

それでも、
お盆は素知らぬ顔でやってくる。

コメント
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