難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

テレビでインターネット

2005年09月10日 14時11分10秒 | 生活

050910_1356~001.jpg久しぶりに行ったテレビ売り場は液晶とプラズマテレビ一色だった。
相変わらず聞えのバリアーに関する説明は何も出てないが、テレビでインターネットの言葉が目に付いた。

これは二つの理由で要注意だ。放送と通信の融合は放送局のコンテンツのブロードバンド配信で加速する。テレビは大量の情報を広域に同時に提供する(放送)一大コンテンツプロバイダーだが、基本的に放送しているその時間も見てもらうことが前提だ。録画してみることが出来るが、自分で録画しなければならない。番組が蓄積されていれば見たい番組を自分の生活スタイルに合わせて、オンデマンドで見ることが出来る。050910_1355~001.jpgニュースも定時のニュースでなくて、その場のリアルタイムのニュースが提供されていれば、自分で最新のニュースが得られる。
もう一つの問題は、インターネットの情報保障だ。誰でも情報を発信し、受信できるインターネットのコンテンツに情報アクセシビリティの保障をどうかけるかが問題だ。
かと言って、何もしなければ、今後ますます増えるインターネットの情報に聴覚障害者、視覚障害者がアクセスできないままだ。

ラビット 記



職場の配慮

2005年09月10日 09時41分30秒 | 生活
職場の会議はいくつかの補聴支援システムを使っているが、普段はみなジェスチャーや口パクで対応してくれている。今の部長はノートを使ってまで筆談をしてくれる。
話が早口で分からず、えっと聞き返すと余計大きな声でまるで怒られているみたいにしゃべっていた若い彼は最近は大きな声を抑えつつゆっくり区切って話してくれるようになったのはすごく嬉しい。
発声に障害のある同僚もマヒのある手でメモを書いて持ってきて話してくれる。
隣の席の若い女性も私が聞き取れないときは替わってくれる。先日も部長から電話で聞き取れず、カタカナ語にも聞こえたがどうにも分からず、替わってもらったら「電気工事」だった。
隣にいて毎日ちぐはぐな対応をしているウザいおじさんを気にし
てくれているのか。

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こうした変化は、拡聴器を使ったりその他自分のしていることを
見てもらっていることが周囲の意識を変える要因になったのかもしれない。
会議に要約筆記が付くのはいつか分からないが何度も要望しよう。

ラビット 記