難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

難聴者の映画を観た体験

2007年02月04日 22時22分28秒 | 生活
070204_1848~001.jpg久しぶりに映画を観た。
「ディパーテッド」はレオナード・ディカプリオ、マット・デイモン、ジャック・ニコルソンなどハリウッドのスターの迫真の演技が見ものだ。

不思議に思ったことがある。英語の音(オン)がパッと聞き取れる時がある。ツワイス、フーアーユー、コール。字幕の前に聞き取れる。これは頭に刷りこまれているオンが意味や文字を呼び出すのだろう。
そのオンが意味を持っていることを認識しているから言葉になる。
韓国語や他の国の言葉は文字として知っていても聞いたことがないと意味不明のオトにしか過ぎない。

文字で読んで意味を理解するのは、オンを聞いて理解するより、頭の働きに「力が要る」ということだろう。
そのため、音ではなく、読んで、言葉をスムーズに理解するためには、そのオンを「力の要らない」文章にしなければならないのだろう。

ラビット 記



反戦集会の手話通訳

2007年02月04日 12時19分19秒 | 生活
反戦集会手話通訳.jpg1月27日、ワシントンの連邦議会前広場でイラクからの米軍撤退を政府と議会に求める集会で、ベトナム反戦運動に積極的に参加したジェーン・フォンダさんが34年ぶりに演説したと報じる記事にロイターが配信した写真を見ると手話通訳が写っていた。
自発的なボランティアなのか、手話通訳者組織やろう団体が反戦運動と関わっているのだろうか。
日本のイラク反戦集会が開かれたら、手話通訳や要約筆記が付くだろうか。

アメリカは字幕放送が発達しているが手話放送はほとんど皆無だ。しかし地域の集まりやイベントの市民的レベルでは手話通訳は当たり前に付いているのか。
手話放送がないのはテレビ放送事業が合理的配慮の範囲を越えていると反対していると思われる。連邦通信委員会FCCの定めた視覚障害者のための解説放送すら裁判でひっくり返したくらいだから。

地域のろう、難聴の人々の暮らしはどうなっているのか知りたい。

ラビット 記