難聴者は、難聴という機能障害を持つ、そのことが日常生活の「活動」や人生の「参加」に影響しているのは分かる。
国際生活機能分類ICFモデルを取り入れたリハビリテーションの考え方が高齢者介護の分野で進んでいる。
上田敏氏、大川弥生氏の著書などからは、生活機能は「心身機能」、「活動」、「参加」の各レベルを包含したもので、「機能障害」、「活動の制約」、「参加の制約」がそれぞれのレベルの中にあるがそれは一部であって、個々人の日常生活、人生を明るく積極的なものとして見るものであることが強調されている。
難聴者等が手話を学ぶのは、手話で聴覚を「補償」しようという意味がある。これは「心身機能レベル」。
しかし、何故聴覚を補償しようとしたのか、家庭の中で、地域社会で、職場で失われたものを取り戻そうとしているからだろう。それは、言葉のコミュニケーションかもしれない、物事に対する積極性かもしれない。
それが手話を学ぶ本来の目的だろう。しかも一人一人違う。
「自立」というのは、自分を取り戻すことといえないか。
そのために自尊感情を高める。新たなコミュニケーション手段を獲得してコミュニケーション能力を高める。障害と権利について自覚する。
「自立」は目標ではなく、目的でもなく、「過程」だ。目標とは自分の人生の充実、QOLの向上だ。
以上、仮説としておく。
19:22の電車に乗って19:47に着くまでの間に記す。
ラビット 記
国際生活機能分類ICFモデルを取り入れたリハビリテーションの考え方が高齢者介護の分野で進んでいる。
上田敏氏、大川弥生氏の著書などからは、生活機能は「心身機能」、「活動」、「参加」の各レベルを包含したもので、「機能障害」、「活動の制約」、「参加の制約」がそれぞれのレベルの中にあるがそれは一部であって、個々人の日常生活、人生を明るく積極的なものとして見るものであることが強調されている。
難聴者等が手話を学ぶのは、手話で聴覚を「補償」しようという意味がある。これは「心身機能レベル」。
しかし、何故聴覚を補償しようとしたのか、家庭の中で、地域社会で、職場で失われたものを取り戻そうとしているからだろう。それは、言葉のコミュニケーションかもしれない、物事に対する積極性かもしれない。
それが手話を学ぶ本来の目的だろう。しかも一人一人違う。
「自立」というのは、自分を取り戻すことといえないか。
そのために自尊感情を高める。新たなコミュニケーション手段を獲得してコミュニケーション能力を高める。障害と権利について自覚する。
「自立」は目標ではなく、目的でもなく、「過程」だ。目標とは自分の人生の充実、QOLの向上だ。
以上、仮説としておく。
19:22の電車に乗って19:47に着くまでの間に記す。
ラビット 記