酔い日は佳い日

日々の食卓、晩酌事情。by こたりん

搾りたて、これぞ冬のお楽しみ。

2016-01-14 | 酒風景
しんしんと雪が降っている。
ふんわりさらさら。外出にはありがたくないがスキーにはベストコンディション。

さて

昨日の晩酌な「和酒たなか」にて。
寡黙な主人と朗らかな女将さん。いかにも小料理屋という風情は今年も温かい。


突き出し。かぼちゃ(ほんのりカレー風味)を突っつきながら、どういう組立でいこうか思案する。

よし決まった。

まずは、お料理は百合根の天ぷらを。それが揚がる頃に酒を出してねと頼む。


庭のうぐいす(福岡)特別純米/しぼりたて 生


百合根、旨い。百合根の柔らかな甘さには清涼感ある新酒がいいかなと、選んだうぐいすも正解であった。
香りも穏やかで百合根の神経質な風味を邪魔しない。
我ながらぐっじょぶ(笑)。

双方がとても美味しいので、あ~っというまに完食。


三井の寿 Neve(ネーベ)純米/活性にごり。これをやりながら次の展開を考える。 
Neve(ネーベ)とは、イタリア語で雪。たしかこれ、去年の今頃「もめんどき」さんで頂いたことがある、あいかわらずクリスマスを想起させるラベルデザイン。

やや甘めのにごり酒。口当たりは極めてクリーミー。画像のグラスでも分かるがけっこう濃い感じ。
雪のイメージも、この濃さはまるでホワイトアウト(笑)

さてさて、次なる肴は茶碗蒸し。


あんかけ。絹豆腐入りというしろものだ。
やさしくもあり、あんの強さもあり、でも豆腐が穏やか、というおいしさ。


鶯咲(宮城)純米/生
ちょっと珍しいかとも思う。全国販路だが寒梅酒造の特約店のみの扱いらしい。
札幌の某小売店が北海道の魚介類料理に合う酒をと発案したものとか。
いかにも搾りたてを思わせるフレッシュな香り。それでいてがっちりと舌にのっかってくるような呑み応え。キレるとのことだが、意外に余韻も深いそんな印象。
ちょっと酔ったかな。これを最初に試せば良かったかな。

ここのお酒は一杯の量もしっかりしてるから三つもやれば十分。
とそこへ女将さんから差し入れ。


ラフランス。こういうものをしれっと出してくる嬉しい演出は酒を分かってるお店だからこそ。
まだあまり熟してない淡い香りが純米酒とも好相性。

デザートも頂きさっぱりしたところでおやすみなさい。


と帰宅すれば良いのだが、ダメだなあ今年も。良い酒に上機嫌、結局ハシゴとなり記憶もやや迷宮入り(笑)。

罪悪感 「カッコ笑い」で その身ごまかす

おおっ、名句ができた(笑)