HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

ニ長調は シャープ♯が2つ ♪

2019年05月16日 | レッスン日記(小中高生)

 Mちゃん(小4):

先週までにテキストのト長調(G)でのレパートリーが終わり、今日は「ニ長調」のチャプターに入りました。

ニ長調は、シャープ2つ、ファとドにつく調性です。

音の名前(ハ、ニ、ホ、へ、ト)で言う「ニ」の音(鍵盤だと「レ」)が主音となり、コードではDが主和音です。

「この曲では、が、こことここと(楽譜を指して)」2つつくからね。何と何の音?」

先生の質問に、Mちゃん

「えーと、ファ、とド?2つもつくの?大変〜どうして〜?」

「それはね、この音階がレから始まるから。レから音階弾いてみて?」

「レから?」

Mちゃんが、レからスタートして音階を弾いてみると、途中で白い鍵盤の代わりに黒い鍵盤を弾かないと音がヘンになってしまう部分があります。

そして、その音が2つあって、それが「ファ」と「ド」なのです。

それを身をもって発見して、Mちゃんはびっくり。

「ほんとだ!ちゃんとドレミファソラシドになった!えー、どうして〜?」

Mちゃんにとって、これは不思議で素晴らしい大発見だったようです。

「ねっ、2つ、必要だったでしょ。じゃ、来週はこの曲」

「?かりぷり?」

タイトルがイラスト風の文字で書かれているので意味を知らないMちゃんには読み取りにくかったようですが。

「カリプソ、だよ。んーと、南の国の音楽、って感じかな」

「ふーん」

「確かに、この字、わかりにくいね。『かそぷり』、とかにも見える」

「かそぷり!あははー」

ってことで、次回はニ長調の「カリプソカーニバル」です。

ちなみに、「ニ長調」は「ニ(レ)の音を主音とする長音階」という意味ですが、昔、小学校低学年の頃に「ニ長調」を習ったヒバリは、「が2個つくから2蝶々」と勝手に考えていました。たはは(;^O^)


1週間って久しぶり♪

2019年05月16日 | レッスン日記(小中高生)

Cちゃん(小2):

レッスン室に入ってホッとソファーに座りながら、「なんか、すっごい久しぶりに来た感じがする!お休みじゃなかったっけ?」と言っています。

「お休みじゃないよ。ちゃんと先週来たよ」

「そうだっけ」

などといいながら、楽譜を出して用意しています。

時間が長く感じるのは、毎日が充実している証拠。

Cちゃんはまだ2年生、一日一日が、とっても長いんだろうな、と思います。

毎日、楽しいことや新しいこと、ワクワクすることでいっぱいなんだろうなー。

でも、Cちゃんから「すっごい久しぶり」と言われてみると、確かにそんな気がしてきた

 1週間という時間の流れに対して、Cちゃんとの前回レッスン後の再会は「すっごい久しぶり」の感じの方が近い感じで。

大人の生活では1週間ってあっという間なんだけど(すぐゴミ出しの日だ!とか)、Cちゃんや生徒のみんなとレッスンしてる毎日は面白いことや思いがけない発見、新しい工夫やレッスン成果の楽しみ、などに満ちていて、確かに一週間が長い。

毎日忙しい大人の時間、そしてそれとは別に、みんなとのレッスン世界の時間がもう一つ流れている。

そして、その両方を体験できている私はハッピーだなーと思ったのでした。

 


弾き語りのキー ♪

2019年05月16日 | レッスン日記(大人)

Kさん(大人):

今月からピアノを始めて、今日が2回目のレッスンです。

初めての人のピアノレッスン、一般的には  が1つもない「ハ長調」から始めるんですが

Kさんの希望ジャンルは「弾き語り」。

歌いながらピアノで伴奏するスタイルです。

そうなると、声の高さに合わせてキーを選ぶ必要がありますよね。

「音符や手の都合」より「声の都合」優先ってことになります。

先週はKさんの「声の都合」がわからなかったので、とりあえず一番スタンダードなピーター・ポール&マリーのバージョン、Gのキーでコードネームを振った歌詞カードをお渡ししていました。

その後Kさんからメールがあり、

「忌野清志郎さんのカバーバージョンが歌いやすいキーに近いので、Cでやってみてもいいでしょうか?」ということ。

ご自身の声に近いキーが分かれば何よりなので、ぜひそれでやってください、と返信しました。

 

今日、Kさんはコードネームをちゃんと書き直してきていて、Cのキーでレッスンしました。

→ に変え、結果的には一番分かりやすいハ長調になって、今回はかえって好都合だったかも。

 

弾き語りの場合、キーの設定という課題がいつもついて回ることになります。

弾くだけの人なら、一番分かりやすいハ長調で当分は練習すればいいんだし、歌うだけの人だったら、どんなややこしい、♯♯♯♯♯♯ とか♭♭♭♭♭ とかのキーでも、伴奏者やバックバンドが即座に合わせて弾いてくれます。

しかし、弾き語りの時は両方とも自分でやらなきゃなりません。

ピアノ初心者でいきなり、だと、ちょびっと怯えるかもしれませんが、大丈夫。

「弾きたい!」「歌って弾きたい!」という熱い気持ちがあれば、大丈夫やれます!

Kさんも、熱い気持ちでがんばりましょう。

それに、考えようによっちゃ、メロディーは声で歌えばいいんだから、苦労してややこしい楽譜弾く必要ないんだからさ(笑)