Mちゃん(小4):
先週「カリプソ・カーニバル」が宿題になっていました。
「ちょっと難しいから、右手だけでもいいよ。右手と左手、別々とかでもいいし」と言っておいたのですが。
ピアノの前に座ったMちゃん、「はいっ」と楽譜を閉じたまま、先生に渡しました。
「えっ、そういうこと⁈」
「はい、そういうことです!」
Mちゃんは、ちょっと得意そうに言いました。
先生に楽譜を渡してしまうってことは「暗譜してるから、楽譜は見ないで弾く」ってことだよね。
「わかった。じゃこっちで、ちゃんと合ってるかどうか見てるからね」
先生は楽譜を受け取って、Mちゃんからは中身が見えないように小さく広げ、間違えずに弾けるかどうかよーく見る準備をします。
「じゃ、弾きまーす」
Mちゃんは弾き始めました。
右手も左手も、一つ一つ丁寧に音を出して行き、ちゃんと、間違えずに最後まで弾き通しました。
「右手だけでもいいよ。右手と左手、別々でもいいし」と言われていたのに、Mちゃんはがんばって両手で弾けるように練習し、おまけに暗譜までしてるのです。
すごいね!いっぱい練習したんだね。
Mちゃん、一人でこんなに練習できるって、ずいぶん大人っぽく地道な作業をやりとげてるなあ、と思います。
やる気まんまんで向上心、克己心に富んだMちゃん、ますますがんばってもらいたいです。