Tさん(大人):
いつもながらお仕事が忙しくて(めちゃめちゃ忙しくて)、レッスン予約も家での練習も思うようにいかない、という状態の中、昨日「今日中に仕事が区切りつけそうなので、明日レッスンは大丈夫でしょうか?」とLINEが来ました。
そして今日のお昼前にレッスンする運びとなったTさんですが、ピアノの前に座っても「練習が出来てなくて…」と恐縮しながら、とりあえずハノンを開きます。
じゃ、ま、とりあえずハノンだね。
今日は26日だから、26番だね。
ってことで、Tさんが弾き始めたハノン26番に、いつも通りエレクトーンでリズムとコード伴奏をつけ始めたんですが。
♪ミファソミ、 レミファレ、 ドレミド、ラソラソ〜
アレ?何か…
何か懐かしい響きが、ヒバリの耳を捉えました。
「…何かに似てるよね?あの…『若葉のころ』じゃなかったっけ?ほら、ココ」
↑ これが問題のフレーズ
ヒバリは、そのずっと昔のポップスのメロディーを口ずさんでみました。
「ファーソラーファ、 ミーファソーミ、レ〜…」
「『若葉のころ』ですね!」
Tさんもその曲を知っていて、ピアノでメロディーを弾いてみています。
ビー・ジー・ズというグループが演奏してヒットし、「小さな恋のメロディー」という映画のテーマとしても使われていた曲。
「そうだよね!やろ、やろ!ほら、楽譜あった」
本棚からリードシート楽譜集を引っ張り出して、Tさんのためにピアノの譜面台に広げ、もう1冊探し出したリードシートをエレクトーンに広げて、たちまち即興のセッションが始まりました。
Tさんが弾くピアノをメインに、ヒバリのエレクトーンでリズムとバックをつけ、何コーラスも繰り返し繰り返し、レッスンほっぽり出してすっかり遊んでしまいました♪♪ ♪
でも、いいのさっ
これだって立派な「レッスン」だもん。セッションのね。
「若葉のころ」って、昔は注目してなかったけど、こうやって弾いてみたらすっごく柔らかく優しく、素敵な曲だなーと再認識しました。
Tさんも同感だったようなので、また今度練習なしでセッションして遊びましょう\(^o^)/