HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

M&M 「天使の合唱」「つばめ」コード感覚身についてきたね♪

2012年12月07日 | ブルクミュラー

M3ちゃん(中2):
ブルクミュラー、新しく「天使の合唱」をやってきました。
一人で最後まで弾いてあり、ほんのいくつか音の読み違いなどを直して、「じゃ来週、仕上げてきてね」となりました。
「天使の合唱」は、分散と転回する和音(コード)がウェーブのようにうねり、重なってメロディーを作っている曲です。
M3ちゃんは、ブルクミュラーも終わりに近い 21番目のこの曲に来た今では、分散和音やアルペジオが かなりマスターできて、とてもきれいに弾けるようになっているな、ということを感じました。

「バーナム」のルーレット弾きでは、今日はたまたま、コードの転回の課題が当たったのですが、楽譜をちらと読み取ったM3ちゃんは、あっさりと
「ああ、転回か」と言って 軽々と転回を弾いたので、やっぱり、転回が身についてる!と嬉しく思いました。

Mちゃん(中2):
先週初めて宿題となった「つばめ」ですが、先生の「お誕生日(12月15日)までにブルクミュラー終わらせてよ」の言葉に追いまくられたか、あるいは自ら発奮したか、レッスンの順番待ち時間を利用しての自主練習も加えて、なんと最後までけっこうなスピードで弾き通していたのでした。
「もう暗譜したね?」
「うん」
さすが感覚のいいMだ。
そして、こうやってテンポよく弾いているのを聴くと、Mちゃんの音色は軽やかで透明、どちらかというとモーツァルト時代の軽やかで繊細なロココスタイルが似合いそうだ。
こんなきれいな音色が弾けるようになっていたとは。
「つばめ」もまた、目まぐるしくアップテンポの、和音転回の課題です。
Mちゃんは、和音の流れを予想したり、転回形を的確につかんだりしながら、確実に分散和音を弾いていきます。
時々、楽譜を見ずに弾いたヤマカンでの読みが外れて、違う音をつかんでしまい、
先生から「今、ヤマカンで弾いたね?」と見破られたりしていますが、このようにヤマカンが発達するということは、コードが身についていることの証拠なので、ヒバリ先生は内心「よし、よくヤマカン使ったと喜ばしく思ってたりなんかして

Mちゃん、M3ちゃん、二人とも コードの転回をずいぶんマスターしていると改めて感じた、今日のレッスンでした。
コードを把握してるというのは、ミュージシャンとしての大きな特質。
二人はすでに なかなかのアマチュアミュージシャンに育ってきてるということで、頼もしいです。
これから、身につけたコード感覚を駆使して、自分のアレンジや演奏をプロデュースしていくようになるんだよ。
二人それぞれの個性を、音楽に表現してくれる日が楽しみなヒバリ先生です


打鍵のタメ(矯め)!

2012年12月06日 | 音符・楽譜・テクニック
M4ちゃん(小2):
「ジングルベル」を、とっても楽しくリズムに乗って仕上げてきました。
テンポよく、伴奏のキレもよく、途中のキメキメポイントもバッチリ。
あんまり楽しくひけてるので、先生も隣で伴奏をつけて、ごきげんな「ジングルベル」連弾となりました

M4ちゃんは、テクニックの練習テキスト「バーナム」も 毎週よく練習してきています。
今日、楽しそうに弾いている「ジングルベル」、そして「バーナム」の様子を見ていると、M4ちゃんは、小さい手を精いっぱい拡げて しなやかに打鍵しているだけではなく、ちゃんと打鍵の直前、手や指に「タメ」を入れている!
M4ちゃんは無意識にやっているのですが、この「タメ」は、ピアノに慣れた人が自然に身につけるものです。
M4ちゃんが、毎日毎日、たくさんピアノを練習したから、いつのまにか こんな極意が見についていたのです
「クラスで、前から2番目なんだ」という小柄なM4ちゃんですが、手も柔らかく大きく拡がるし、打鍵の力も強い。
今年1年、成長したなあ、と感じました。

5本のゆびがそろったよ♪

2012年12月06日 | レッスン日記(小中高生)
Hちゃん(年中):
先週やった「ビッグ・ベンのかね」を、また弾いてみました。
右手と左手、合わせてのメロディー。
そして最後のところでは、両手を合わせての六度の重音も出てきます。
歌詞もないし、小さいHちゃんにとっては、わかりづらい曲かもしれない・・・
そう思っての復習でしたが、杞憂だったようです。

Hちゃんは、ひとつひとつ音符を見て、まだあんまり慣れてない左手の鍵盤も確かめながら、しっかりひくことができました。
先生がペダルを踏んであげて、本当に鐘の音のような美しい音が流れ出ました。
Hちゃんも「ひけた」と満足した様子です。
さあ、テキストの、次の曲では、いよいよ右手・左手とも5本の指ぜんぶを使います。
ページを開いたら、Hちゃんは急に言いました。
「ちょっと待って! あの、ほら、あのシール、ある? 赤とか黄色とかの、丸い・・・」
「ああ、これ?」先生は、5色の色分けになっているシールを出してあげました。
Hちゃんがピアノを始めたばかりの頃、鍵盤の ドとかレが見分けられるように貼ってあげていたシールです。
「そう、これ!ドレミファソ、って音が出てくるから、貼っとかないとわかんないでしょ」
Hちゃんは、ピアノのドレミファソの鍵盤に、5色のシールを貼って
「これでだいじょうぶ!」と言って弾きました。
Hちゃんが帰った後、次にやって来たM4ちゃん(小2)と、
それを見てなごみました。(⌒▽⌒)

下北沢「音倉」 Xmaジャズライブ♪

2012年12月05日 | その他日記
下北沢駅から徒歩2分、ヒバリんちからも3分の場所に「音倉」というライブスペースがあります。
歌手の庄野真代さんが開いたこのスペースでは、毎月第一水曜日の夜に「音倉JAM」というJAZZライブが行われています。
このJAZZライブの特筆すべきところは、ピアノ・ベース・ドラム・ギター・トランペットその他、という「音倉JAM」のメンバーが 飛び入りで演奏するお客さん(ほとんど常連の"シンガー"とお見受け!)に、その場でバック演奏をつけてくれることです。

ヒバリは、先月初めて行ってみたのですが、ジャズメンはセンスいいし、次々に歌う"お客さん"たちの歌がうまい!!!
サッチモ(ルイ・アームストロング)みたいな声で歌うおじさん、ハスキーでセクシーな声の女性、若い女の子もシブいスタンダードナンバーを、すっごく素敵に歌う。

今夜は12月度の会ということで「クリスマス・イベント」と銘打ってありました。
オープニング、JAMメンバーのインスト演奏は「ブルークリスマス」。
お客さんたちの演奏も、クリスマスにちなんだものが多く、若い女性の歌った「Rudolph the Red Nosed Reindeer(赤鼻のトナカイ)」、中年のおじさんが「お客さんもご一緒にどうぞ」と歌詞カードを配ってくれてみんなで歌った「White Christmas(ホワイトクリスマス)」、すっごくうまい尺八で「Stardust(スターダスト)」をジャズったおじさん、そして今日は特別に、庄野真代さんも参加して歌ってくれた「Santa Claus Is Comin' To Town(サンタが街にやってくる)」など、クリスマスムード満点です。
(上の写真は「サンタが街にやってくる」を歌う庄野真代さん。今日はジャズメンも飛び入り演奏の人も、みんなサンタ帽をかぶってる
ヒバリのお気に入りは、白髪を後ろで束ね、でっぷりと恰幅のいいおじさん。
前出の、サッチモ声のおじさんです。
サンタ帽をかぶると、まんまサンタ
先月は「What A Wonderful World(この素晴らしき世界)」を素敵に歌ってましたが、今日は「Five Pennies(5つの銅貨)」でした。
この曲も、サンタおじさんにとってもよく似合って、バックには、ペット(トランペット)の人が「ラグタイムの子守歌」をスキャットで重ね、おしゃれでいい感じでした。

さて、今宵はクリスマス特別ライブということで、ステージとステージの合間に「クイズタイム」がありました。
それは ジャズのイントロクイズで、正解した人にはプレゼントがもらえるのです。

第1曲のイントロが出たと同時に、ヒバリは「はーい(^o^)/」と手を挙げ、みごと正解して、庄野真代さんから賞品をいただいちゃいました~\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/

 音倉のドリンク券。

ちなみに、その正解は「Take The "A"Train(A列車で行こう)」でした!


「虹」まとめに

2012年12月05日 | レッスン日記(小中高生)
Aちゃん(中1):
9月に入門してから少しずつ練習してきた「虹」が、大分完成に近づきました。
ポップスのノリやタッチ、ドライブ感などが少しずつ身について、最初のころとは見違えるような演奏になってきています。
「虹」はとても長いアレンジで、オリジナルの歌のサイズがそのまま全部コピーされています。
もう、大分長くこの曲をやっているので、そろそろまとめようか、と先生が提案。
最終コーラスのほうは、コード弾きなども使って 少しあっさりと弾けるように工夫してみました。
ピアノなどの楽器で演奏する場合、オリジナルの歌バージョンのニュアンスを、すべて細かくコピーしても意味がないこともあり、あまりに長く一つの曲に留まることもデメリットが出てくることも考えられるためです。
来週あたり、仕上げられるようにということにしました。

次にやりたい曲は、もう決まっています。
西野カナが好きだというAちゃんが決めたのは「私たち」。
今度からやろうね、と、今日 楽譜を渡しました。

ヒバリ教室、2曲目のレッスンの楽しみができました。


ソナタ最後まで

2012年12月05日 | レッスン日記(小中高生)
Hさん:
「今日はダメです、できてません。わたくし冬眠に入りました」というHさん。
「寒くなりましたでしょ。炬燵に入ったら、もう出られなくなって、練習がぜんぜん・・・」
Hさんのおうちでは、炬燵が欠かせないアイテムと もっぱらの評判(このレッスン時間に)。
「テレビはおもしろいしねぇ~」とHさん。
それもあったか・・・

とは言え、Hさん、ほんとはちゃんと練習できてるんですよ。
バッハのシンフォニア2番も、元気な冒頭から半ページ、また半ページ、次のページ、と進むにつれテンポがジワジワと落ちていき、自信がなくなっていく・・・というスタイルでこそありますが、ちゃんと2ページ目の半分までは勉強してあるのです。
また、ソナチネアルバムのベートーヴェンソナタも、先週注意した「スケールのときに、4の指を避けて3の指で代用しないように」というポイントもちゃんと直し、提示部をちゃんと復讐してあります。
もしかして展開部もやってある? と思い、促してみました。
「まだあんまりやってないんですけど・・・」と言いながら、Hさんは展開部へ弾き進めました。
ソナタは、曲の流れに一定の形式があり、展開部が過ぎたら、またもとの第一主題が再現されます。そして、第二主題は、キーこそ最初のときと違っていますが、メロディーそのものは同じように再現されるのです。
「先も弾いてみましょう!」
私は言いました。
「え~、やってませんわ」と言いながらも、Hさんは先へ進みました。
展開部、やっぱり予習をしてあるようです。
さすがHさん。冬眠なんかしてません。
「もっと先もいきましょう。また同じ部分に戻りましたよ」
「えーっ、初めて見るんですよ?! 楽譜が読めない~
などと言いながらも、懸命に楽譜を見て、先へと弾き進めるHさん。
がんばれー。もうちょっとでフィニッシュだー

Hさん、とうとう初見(?)で、第一楽章を最後まで弾きとおしてしまいました。
\(^o^)/ やったー。すごいすごい。
「こんなこと初めてですわ~
と、大汗のHさんでした。
たまには、思い切って最後までぶっとばすのもいいですよ!

今日、お誕生日♪\(^o^)/

2012年12月04日 | レッスン日記(小中高生)
Tちゃん(小5):
「今日、お誕生日! 11になった\(^o^)/
レッスン室に入って開口一番、Tちゃんは言いました。
「あっ、そうだ。今日だったね! ~」
先生はピアノで「ハッピーバースデー・トゥー・ユー」を弾きました。

そうか~、11才か。
年齢とともに彼女らしい個性が花開いてきて、とてもいいキャラクター&リトルピアニストになってきたと思います。
これから、ますます楽しみなTちゃんです。

さて、今日は新しくもらった「茶色のバーナム」の1番から始め、今までメインで使っていた「緑のバーナム」がルーレット課題(ルーレットで出た番号の課題をひく)にと回りました。

そしてブルクミュラーは、「やさしい花」が合格となって、次の「せきれい」です。
「『せきれい』って意味、わかる?」と聞いてみると
「うーん、わかんない。・・・なんかの霊のこと?」
や、やっぱりわかんなかったんだ。
よかった、聞いてみて・・・

そこで、教室にある「学研のこども図鑑・とり」を開いて せきれいの写真を見せ、説明を読んで、
「こういう鳥なのよ。河原とかに、チュンチュンチュン、って飛んでくるのよ」と説明してから、弾いてあげました。

   これがせきれい


「ほんとだ!小さい鳥だー」
よかったよ、わかってくれて・・・
「せきれい」は、和音の展開と分散の練習です。
ちょっと冒頭だけ予備練習してみると、TちゃんはけっこうきれいにCのコードの展開を分散形で弾くことができました。
「速く弾けたら、超かっこいいと思うけど・・・」
と言ってるので、それを目指して練習がんばってきてくれると期待しています。

まぼろしのドラクエ曲集

2012年12月01日 | ジャズ曲・洋楽・ポピュラー曲
Sちゃん(小3):
先週、お母さんにお願いしておいた「ドラゴンクエスト曲集」を、
「買ってもらった!」と嬉しそうな顔で持ってきました。
「ドラゴンクエスト」の1から5までの、主要な曲が満載されている分厚い本。
このドレミ出版発行のドラクエシリーズをずっと探していたのですが、この間ついに 1~5までが合本されて1冊になっているのを見つけたので、お母さんに頼んでおいたのでした。
「ほら見て!こんなにたくさん載ってるの」
Sちゃんが顔を輝かせて、本を見せてくれます。
表紙もピカピカだし、Sちゃんの好きな「おてんば姫の冒険」も「武器商人トルネコ」も ちゃんと載ってる。
そう、これこれ。この編曲、この楽譜だよ。
Sちゃんにも弾けるレベルの編曲で、それでいて原曲の雰囲気をこわさずたっぷり満喫できる仕上がりとなっている、希少な楽譜なのです。
昔、ゲーム「ドラゴンクエスト」がリアルタイムでブームとなっていた時代に、何人の少年たちがこの本で ピアノ名人に育っていったことか。
ヒバリ先生推奨の楽譜です。
「おてんば姫の冒険」を皮切りとして、Sちゃんもこの楽譜でドラクエワールドをたっぷり楽しんでほしいです。

楽しいソルフェージュ

2012年12月01日 | レッスン日記(小中高生)
Nちゃん(小2):
「今日は歌のレッスンもやらなきゃね!」レッスン室に入るなり、Nちゃんは言いました。
先週、歌のレッスンをしたのが楽しかったようです。
「バーナム、練習してきた!」
今日は、半音階の練習やオクターブ跳躍、音階など、宿題じゃなかったところまでどんどん進めて、マルがたくさんつきました。
「じゃ、ソルフェージュやろうね。この間10番までやったから、今日は11番から」
「ソルフェージュ」は、広義では楽譜を正確に読み取る練習、といったような意味ですが、狭義では視唱のことを指す場合が多いです。
Nちゃんは、歌を歌うときは本当にのびのびとして、きれいな声で歌います。
ピアノで弾くのだと自信がなくても、同じ楽譜を歌で歌うのなら まかせて!というぐらいの伸びやかさです。
今日はソルフェージュを21番まで歌って、そのあと「エーデルワイス」を歌いました。
それから、先生はNちゃんに「クリスマス曲集」をあげました。
この本は、楽譜だけじゃなく歌詞もついているので、ピアノで弾いたり、歌で歌ったり、両方できるのです。
Nちゃんは、きれいなイラストのついてる本をもらって
「かわいい!ピアノも楽しいし、歌も楽しいし、そのどっちもできるってことだしね!」と喜んでくれました。
来週、「ジングルベル」をやってみようね、ということにしました。
音楽の世界は、本当に不思議で深くて広い。
子どもたちひとりひとりが、自分に一番合った方法で音楽を楽しみ、自分の世界を広げて行ってくれますように。