楽しんでこそ人生!ー「たった一度の人生 ほんとうに生かさなかったら人間生まれてきた甲斐がないじゃないか」山本有三

     ・日ごろ考えること
     ・日光奥州街道ひとり歩る記
     ・おくのほそ道を歩く

発音

2018年01月13日 04時13分51秒 | つれづれなるままに考えること
年を取ったせいか、聞きなおすことが多くなった。

「何度聞きなおすの?」

とカミさんに責められることがある。

そんな時、
「聞き間違いは言い手の粗相」
と反論したくないから聞きなおすのだと答える。

(ボクの耳が遠くなったのかなぁ)

と自問自答する。そんな歳になった。

インド旅行をした時、
「衛生が良くありませんから、物を口に入れるときは、先ず手の消毒をしてから」と
添乗員から各自50枚入りの消毒綿を渡された。

旅行の本には、インドでは生水、切った果物、生野菜、アイスクリームなどは、
口に入れないと書いてある。

しかも気候は暑いので、喉が渇くから水筒を持参すること、と書いてある。
生水がダメだから水筒には、熱で殺菌されたお湯を入れることになる。

さて、そのお湯であるが、朝はホテルの部屋で沸かしたお湯を、
水筒に詰めればよいが、観光途中の日中は、
休憩場所のレストランか昼食時のホテルで、お湯を貰う必要がある。

インドはマハトマ・ガンジーがハンガー・ストライキ(断食)で、
イギリス植民地から独立した国で、
英国の紅茶はインドで作りまかなっているくらいだから、
インドでは英語は何処でも通じる。

最も英語に関しては、日本人は少なくも高校までの6年間授業を受けているから、
知らない人は居ない筈なのだ。
ツアーの日本人客だって、「お湯が欲しい」くらいは英語で話せる。

そこで本題の「発音」についてだ。

「お湯」は「Hot water」であるがこれが通じない。
皆さんの発音が悪いからだ。

ボクが入った中学では、
英語を習う最初に、アルファベットから始まらずに、
先生が作った英語の発音記号に依るプリントで授業が始まる。
英語の発音を徹底して教えられたから、
「Hot water」を注文して、ウエイターが理解して、
なんなくお湯を手に入れたが、
他の方は、こんな簡単な言葉「Hot water」が相手に通じない。

ここの「H]の発音は、窓ふき掃除をするとき、
汚れた「ガラス」に「ホー」と息を吹きかけ窓を磨くが、
その時の「ホー」と言うか「ハー」と言うか、
その唇の形であって、
日本語の「ホ」の発音では無いのだ。

通じない人には、添乗員さんがそれぞれ通訳していたが、
一寸したことなのだ。

昨夜、ラジオでビートルズの「Let it be]の曲を聴いて居て、
「レット・イット・ビー」が「レッリッビー、レッリッビー」と聞こえたので、
インド旅行のことを思い出した。
それと、やっぱり年を取ったから、
こんな聞こえ方がするのかと何度も聞きなおす。

ザ・ビートルズ - レット・イット・ビー
Let It Be (Remastered 2009)


日本人は読み書きでは英語を理解できるが、
話し言葉となると少し難しくなるので、
だんまりを決め込む。

それを見越してか、今の教育方法がとられている。
今の子供たちは、大人たちより堂々と英語を話すに違いない。



コメント (16)
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