そうなんだ。

外国語で知ったこと。

馬謖   中国語

2011-09-22 13:00:00 | 語学
映画『レッドクリフ』に触発され、吉川英治著『三国志』全8巻、
続けて北方謙三著『三国志』全13巻を読破しました。

中国3世紀頃、魏・呉・蜀の三国が成り立つ「三国志」という歴史書を
もとに、後年、「三国志演義」という小説が生まれました。 事実7対虚構3
と言われています。 この小説をもとに日本でも小説家が独自の創作を
交えて、描いた中国歴史小説です。 史実は5くらいに薄まっている
かもしれませんが、面白いです。

『レッドクリフ』(赤壁の戦い)は『三国志演義』の一部で、前半に
そのお話は出てきます。

小説後半、軍師・諸葛孔明が仕えていた劉備(りゅうび)も亡くなった後の話。
孔明が可愛がり、期待していた優秀な部下が、指示されていた戦略を独断で変え、
味方に多数の犠牲を出した揚句、大敗してしまいます。

この部下、姓は『馬』。名は『謖』。 
『馬謖』(ばしょく)という名前です。

「泣いて馬謖を斬る」の馬謖さんだったんです。

昨日、スポーツ紙を覗き見た時、
『泣いて馬謖を斬るー社長を解任』
というタイトルが目に入りました。 記事までは読めませんでしたが。 


この “故事” を目や耳にすると、
“金城武さん” 似の諸葛孔明が心で泣きながら、軍の規律を保つ為、
馬謖の処刑を命じる姿が浮かんで来るようになりました。
コメント
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