彦根の歴史ブログ(『どんつき瓦版』記者ブログ)

2007年彦根城は築城400年祭を開催し無事に終了しました。
これを機に滋賀県や彦根市周辺を再発見します。

東京訪問記3:江戸城 北の丸と周辺

2011年11月16日 | 日本100名城と続100名城
北詰門を出て濠を越えると、江戸城では北の丸と呼ばれていた曲輪跡になります。

家康が江戸城に入ってすぐの頃は、まだ城の外という扱いでしたので、伊奈氏などの関東代官の屋敷がありました。
江戸城の大幅な築城に伴って北の丸として機能し、大河ドラマ『江~姫たちの戦国~』に登場する春日局(お福)や千姫の屋敷がありました。

現在は科学技術館や国立近代美術館があるのもここです。
また、日本武道館もここにあります。

武道館の前の駐車場を中心に、御三卿の田安家の屋敷がありました。田安家は松平定信を輩出した言えですね。

そんな田安家の屋敷近くにあったのが田安門です。


 

田安門から濠を越えると、濠沿いに二体の像があります。
【品川弥二郎】

【大山巌】


そしてその向こうには靖国神社があります。

ここには大村益次郎が上野を向いている像があります。

管理人が喪中のため、神社には入れませんので靖国神社には行っていませんが、こんな歴史も東京には刻まれているのです。

それは、北の丸を囲む濠沿いを歩くと他にも観れます。
大村益次郎も一時期席を置いた、阿部正弘が作った蕃書調所。後の東京大学に繋がる江戸幕府の施設です。

226事件の時に戒厳司令部が置かれた九段会館。東日本大震災の影響で天井が落ち、そのことで取り壊しの運動も起こっているそうですが、昭和史を刻む貴重な建物でもありますので、どんな形でも残って欲しい、戸心的な気持ちもあります。


これらを観ながら濠沿いに進むと、清水門が見えてきます。

門を潜って、吉田茂像がある辺りが、御三卿の清水家の屋敷跡です。
  

次回は、平河門から再び城内に入り、二の丸を通って桜田門まで紹介します。
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