歴史手習塾年末スペシャルとして『歴史学習を現代に活かす!』と題された講演が行われました。
講師は
静岡大学名誉教授 小和田哲男 先生
東京学芸大学教授 大石学 先生
NHKドラマ番組部チーフ・プロデューサー 屋敷陽太郎 氏
でした。
大河ドラマを製作に携わられる特に重要な方々の中の三名と言うことですね。
たぶん、これだけの方々を一堂に会して講演があるのは珍しいのではないでしょうか?
まずはそれぞれの先生が短い講演をされて、
大石先生は、坂本龍馬のイメージ、龍馬の魅力などについて話されました。
龍馬は肉食ではなく140通もの手紙が現存している(龍馬が幕府に追われる身だった事を考えるとその10倍20倍は手紙を書いた可能性もある)、草食男子として描れた『龍馬伝』
土佐人・日本人・国際人として見識を広げていった生き方なども話されました。
小和田先生は、歴史は通説を疑うことが入口と話されました。
歴史は現地を歩いて目で確かめる物であり、時代考証は絵になりそうも無い部分を絵にするものだと言われておられました。
屋敷さんは、大河ドラマが地域に与える影響を話され、篤姫放送後の鹿児島での話や、篤姫の放送によって幾島らのドラマに登場した人々の史料が表に出てくることも話されました。
また三人の鼎談では、大河ドラマの構想や配役が決まるまでの裏話や、時代考証が歴史の新設を多くの方に知ってもらうチャンスになっているとの事でした。
大石先生は「以前は野党だった時代考証が今は与党の中にいる」と言われ、「大河ドラマにおける時代考証はだんだん厳しくなっている」と屋敷さんは仰っておられました。
2011年の大河ドラマ『江』の話も含みながら、番組部チーフ・プロデューサーと時代考証の先生が大河の話をされる貴重な講演。なかなかないチャンスだっただけに聴講できたのはいい勉強になりました。
講師は
静岡大学名誉教授 小和田哲男 先生
東京学芸大学教授 大石学 先生
NHKドラマ番組部チーフ・プロデューサー 屋敷陽太郎 氏
でした。
大河ドラマを製作に携わられる特に重要な方々の中の三名と言うことですね。
たぶん、これだけの方々を一堂に会して講演があるのは珍しいのではないでしょうか?
まずはそれぞれの先生が短い講演をされて、
大石先生は、坂本龍馬のイメージ、龍馬の魅力などについて話されました。
龍馬は肉食ではなく140通もの手紙が現存している(龍馬が幕府に追われる身だった事を考えるとその10倍20倍は手紙を書いた可能性もある)、草食男子として描れた『龍馬伝』
土佐人・日本人・国際人として見識を広げていった生き方なども話されました。
小和田先生は、歴史は通説を疑うことが入口と話されました。
歴史は現地を歩いて目で確かめる物であり、時代考証は絵になりそうも無い部分を絵にするものだと言われておられました。
屋敷さんは、大河ドラマが地域に与える影響を話され、篤姫放送後の鹿児島での話や、篤姫の放送によって幾島らのドラマに登場した人々の史料が表に出てくることも話されました。
また三人の鼎談では、大河ドラマの構想や配役が決まるまでの裏話や、時代考証が歴史の新設を多くの方に知ってもらうチャンスになっているとの事でした。
大石先生は「以前は野党だった時代考証が今は与党の中にいる」と言われ、「大河ドラマにおける時代考証はだんだん厳しくなっている」と屋敷さんは仰っておられました。
2011年の大河ドラマ『江』の話も含みながら、番組部チーフ・プロデューサーと時代考証の先生が大河の話をされる貴重な講演。なかなかないチャンスだっただけに聴講できたのはいい勉強になりました。