最近あまり史跡訪問報告を書かないでいたので、いろいろ写真溜まっているから消化しながら(他のブログでも書いてること)書きます。
浜松市のシンボルのひとつに浜松城があります。
井伊谷からはバスで1時間以上かかるので結構離れているのですが、浜松城は駅にも近く行きやすい史跡の一つです。
桶狭間の戦いで今川義元が討たれ、今川家から独立し織田信長と同盟した徳川家康が、東国への進出の足掛かりとして曳馬城を拡大したお城が浜松城です。そして、家康の危機の一つでもある三方ヶ原の戦いに関わるお城でもあります。
のちに浜松城は出世城として江戸幕府の重要なポストに就く大名が城主になります(水野忠邦とか…)
今のお城は戦後に再建されたものですが、資金が少ないことから本来のお城よりも小さいサイズで作られていて、天守台には建物の横に隙間があるのが面白いです。現地で「本当はもっと大きかったのです」との声をよく聴きます。
今年は徳川家康が浜松城を築城して450年に当たるとのことで様々な企画があるようです。
また、発掘調査も進んでいるようです。
井伊家の研究をしていると、井伊直虎の曾祖父井伊直平が曳馬城主だったと記しているものがあるのですが、当時の情勢を考えてもそれはなかったとは思いますが、井伊家が出世城を治めていた歴史があるとしたかったのではないか?とも感じられます。