リア側は180mmのボディにホイール込みで170mm幅で仕上げられた。今回は偶然うまくいった。F103のハブにF103GTのボールデフシャフト、それにホームセンターで買ってきたアルミパイプを短く切って、軸にはノーマルのシャフトを切断するのは骨がおれるので、以前リアのハードヒットでへし折ったカーボンシャフトが長さちょうどよく、組み合わせると出来上がった。使えないものを捨てずにとっておくという、けち臭い性格に感謝。
フォーミュラ系のパーツをストック始めたが、あれから通販系のパーツが補充されたようで、購入個数制限などされずに買うことができた。できたがOP259はない。
このパーツF-103のリジッドタイプのフロントサスに非常にマッチングがよかった。F104のシャフトにイモネジでナックルを固定させて使うなら、OP1357のアルミのパーツのほうが、シャフトに直交とオフセットが選べるので、少し高いがおすすめだ。OP1157のカーボン混入アップライトも、白いナイロンのものよりもずいぶん進化している。以前のはシャフトが通るところ、シャフトの金属とナイロンのところが面一でナイロンがすれてくると途端に金属どおしがすれるようになり、金属仕上げの問題からか、途端に滑りが悪くなっていたのだが、黒いのでは金属部分がわずかに窪んでいる、シャフト摩擦で少しへこんでも金属が簡単に擦れ合わないようになってるみたいで、滑りがなかなか悪くならないように工夫されている。
フロントのサスアームは試行錯誤中。
接着には面着の性質のものと、溶着の性質のものがある。
接着時の用語では面着という言葉はない。でもそれ以外に思いつかない。接着剤自体に引き合わせる性質の接着剤ととらえてる。木工用ボンドとか瞬間接着剤とかホットボンド、エポキシ接着剤、セメダインXのような粘着性の接着剤などだ。ほかの接着だと亜鉛はんだ接合とかがある。
溶着は素材を溶かしてつなぎとめる性質のもの。セメダインや模型用のセメント、アクリル接着剤の接着剤になる。
面着系の接着剤にはかたいものと柔らかなものがある。かたいものは振動などに弱く、浮いたところに水など浸入するとはがれやすくなる。柔らかなものだと振動に強くはがれにくい。かたいものだとエポキシ接着剤、瞬間接着剤で、意外に振動に弱い。自動車のアルミフレームを接着剤で接合するとか聞いてるんだけど、エンジンや走行ではがれないのは使用するところの接着面積が確保されてるためと思われる。接着剤の接着力はkgf/㎠で表される。溶接とかコンクリートの引っ張りも、この単位であらわす。この手のことで思ったのが、広い面積を接着や溶接したほうが強度が得られ、モデルカーのような小さな面積だと強度が出ない。
今回は切って、アクリサンデーで溶着をしようと思ったが、精度が出せて、接着できる場所でカットしてみたが、接着面積がたらねえ。接着面積上げるために補強材とか入れるのを考えたが、面積がとれるようにいろいろ考えてが、2倍ほどにしかならない。これではワンヒットでポッキリだ。
溶着というか、接着はあきらめた。
1/10や1/12に似通ったフロントのサスアームが多い。そんな中、トリニティのものはやや独創的。アップライトを上下FRP板で挟さみ、アップライトの上にスプリングが挟まってるだけの方式。
パーツの組み合わせで少しの作りもんとかなら楽なのだが、ほぼ作り物とパーツ加工になって、手がかかってないパーツがなくなるので、なるべくしたくなかったが仕方がない。工具もしょぼいので、精度を出すのに苦労する。作る時間もかかる。FRP板を買わないといけないので、コストがかさむ。そこが楽しみなのでどうでもいいんだが。
とりあえずFRP板がないので、パーツ加工のほうを先にしてみた。
これにFRPの板をエポキシ接着剤かセメダインXで補強する。さらにねじでパーツ固定するので、使ってればぶつけて壊れることはあるだろうが、走らせていて不具合が出るようなことはないかと思う。
あとは制作精度が肝心。
キャンバー角とキャスター角も忘れずに、設計に取り入れたいが、この方式だとできないかもかもしれない。
うまくいかないかもしれないので失敗した時の方法をもう一つぐらい考えておいたほうがいいかもしれない。
製作失敗もするだろうから、FRPの大きさは余裕をもって注文しないといけないな。どれぐらいでできるかも、仕事終わって帰宅後にチョコチョコ作業なのでいつできるかもわからない。
がっちり固定できて、精度のある工具を使いたいが、工具購入のコストと費用対効果がなあ。頼むにしても部品試作のようなプロに頼むと高いし、プロでも安いところは見当たらない。3Dプリンターも考えたが、図面ならいくらでも弾けるが、PC作図というのがメンドウ。
とりあえずFRP板を注文しないと。