王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

みずほ証券 大チョンボ 発注ミス

2005-12-09 08:47:53 | 政治と経済
みずほ証券、誤まって大量の売り注文 株式市場は混乱 (朝日新聞) - goo ニュース
昨日午前みずほ証券の社員がジェイコム社の売り注文に際し1株61万円とする所を1円61万株と(恐らくパソコンに)入力したそうだ 発注システムは“入力ミス”との警告を発したが無視或いは気が付かず入力が続行され誤りのまま東証へと発注された 約2分後に発注ミスに気づき取り消しの入力操作を行ったが機能せず株式市場が大混乱となった 結果風評により回復基調の日経平均株価も前日比300円の値下がりとなった

爺はバブルの頃株をやって大損こいたから今では足を洗って株と関係ない だから思うことは“馬っ鹿じゃなかろか”だ 
PCゲームをやっても操作ミスなり入力ミスに警告(ウオーニング)が出る でもゲームに夢中になると反射的にYES(入力ミスのままで良い)を押す 結果はゲームオーバー 爺の負け 何の リセットボタンを押せばやり直しが効く  

爺も若い頃サラリーマンだからPCシステムは少しはわかる みずほ証券のような瞬時に多額の株売買のシステムには何重かの安全装置が組み込まれていなければならない これをフェイルセーフと呼ぶようだ 例えば1株1円などという株は特設ポストとか管理ポストとかに指定された株で通常取引では無かろう そうであるなら入力画面を通常取引と管理取引にわけ通常取引では1株10円以下の入力は出来ないようにするとか 入力画面が一つなら1株10円以下の売買が指示されたら上級者に(同僚の検証者でもよい)確認を求めないと発注されぬとか種々方法はあろうに!

みずほ証券と東証の間のシステムの連携がお粗末 現場が脱線転覆して後車に運転停止指令を出しているのに反応しなかった 2000年央来の高値とか囃していたものが1日で300円の値下げに転じた みすほと東証のお粗末で大変な資産の目減りである

追ってどちらがどのくらいお粗末であったか明らかにされると思うが売買を瞬時に成立させる事をシステムの構築の重点にして万一ミスをしたらどう回復するかなんて金が掛けられなーいとの発想がみずほだけでも300億円の損害を出したと思う
攻撃には強いけど防御にはからっきし弱い 2005年ゆるふん(褌の締め方が緩い 引いては緊張感に欠けること)大賞の一つとなろう これを機にシステムの総点検がなされ過熱気味の株式市場に落ち着きが戻れば不幸中の幸いである

 
コメント (1)
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