王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

耐震欠陥マンション その住人

2005-12-03 08:05:58 | 社会
昨日昼何気なくテレビを見ていた 台東区(?)の耐震欠陥マンションに住む住民に対し区の職員が転居先の公営住宅の斡旋説明会をしたようだ 期間:3ヶ月 家賃:実費 引越し費用:補助なし これに対し住民から苦情が上がった
中でも印象的であったのは若いご婦人が“僅か36所帯だから助けて欲しい”“貴方が(私の)おとうさんなら何といいますか”“(この程度しか助けてくれないのなら)住民税をかえせ”“3ヵ月後は路上に寝ろというのか”等 これに対し担当部長は法と秩序に従い努力すると答えた 爺は思う よく答えたものだ 昔なら頭を下げるだけであろう

これが(新潟の様な)地震が原因であれば住民の苦情は当然であろう でもよーく考えるとこの件はマンションの建築主(それと売主)、設計者、同検査機関、建築会社ぐるみの犯罪だ しかし買うか買わぬかは買った住人の選択でありそこに若干の過失が有ったであろう  そこを抜きにして区に代替住宅の100%保証を求めるのは如何なものであろうか(なんて語尾を濁しちゃって)この手の意見は表明しにくい
でもさすが石原都知事はダイヤモンドを例に高いものにはそれなりの値打ちがあるのだから買い手は余り安物には気をつけなければとやんわりであるが正論を述べていた 本来損害の賠償は上記4者にまづ求めるもので区ではなかろう 神奈川県の松沢知事は早々と賃料0を打ち出したが赤字財政下でコストの負担を県民に求める根拠を示さないとね 

同じテレビの男女キャスターが3DK4DKの代替物件を示し家賃が10数万/月をみてローンの返済に加えこの賃料ではと気の毒がっていた でもチョットお待ちになって! 高い安い幅は有るけど欠陥マンションは3000-5000万円位 恐らく一生に一度の買い物を失敗したのだから取り敢えずやり直すには2DKくらいの公営住宅で事の成り行きを待たないと金銭的にもたないのでは?
念のためブログで耐震欠陥 自己責任の二言で記事を検索したが余り爺の様な角度で書いた記事は少なかった 以下は引用(掲載名失念)
“しかし、やっぱりこれらのマンションは格安だったようだ。格安であることを認識していて買っている人もいたようだ。不動産を買う人によく言われることは、不動産に格安というものはないということを再認識するべきだ、営業マンが何をいっても。格安ということはどこかで手を抜いているということで、広告宣伝費ぐらい節約しても建物や土地がそんなに安くなるわけではないということである。相場をみて、相場とかけ離れていないかは考えないとならない。全額補償というところまでは行かないんじゃないか。勉強代が少しは購入者にも必要だろう。でも、もう肝を冷やし、危険な建物に恐々として住むことで、十分勉強したともいえるかもしれない”引用終わり

爺が娘さんの父親なら“だから安物には気をつけろと言っただろう”と 恐らく区の部長ものどまでセリフが出掛かったであろう でも日本ではそれを言ったらお仕舞い!!

最終的には国と業者と購入者と三方一両損か銀行も入れて四方一両損が解決の妥協線となろう
コメント (2)
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