王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

色仕掛け スパイ大作戦 上海版

2005-12-28 08:55:31 | 中国関連
上海、日本総領事館員が自殺 「中国から情報提供強要」 (産経新聞) - goo ニュース

あちこちの関連記事を読み漁ると次の様だ 昨年5月上海領事館員が宿直室で自殺した どうも中国の情報機関にスパイを強要されたらしい 

彼は40歳代半ば平成14年3月上海領事館に単身赴任となった 同僚による歓迎会 場所は虹橋(ホンキュウ)街のカラオケと書いてるが高級クラブ(なんたって金持ちの日本の役人が行くところだ)であろう そこのホステスにぞっこんとなった
 
クラブには個室もあり諸々のサービスを受けられるのだと ♪夢の四馬路(スマロ)か虹橋(ホンキュウ)の街か アーアー嵐呼ぶよな 世が更ける♪ このホンキュウだろう 確か旧虹橋飛行場と市内の中間で日本人も多く住んでいるし なんたって日本国上海総領事館もホンキュウ地区にあるはず 職住も接近であろうし職遊も最寄で便利な訳だ “シャチョーサン 貴方の好きなスケベしましょー”といわれたちまち仲良くなるのはお決まり ところが好事魔多し このホステスが中国公安に捕まり日本人客の名前を吐かされた中に彼がいた 平成15年6月から公安による接触があり以来スパイを強要される この世界の常道は最初は誰でも知っている屑の様な情報を届けさせる事から始まる 館員の氏名 外交文書を扱う航空便名 徐々に要求をエスカレート 情報を渡す彼もやばさを感じる

平成16年4月には転属希望 ロシアへ転属の予定と ここで公安は激しく彼を脅したらしい 進退窮まって遺書を残し自殺 
 
爺は思う これは本当だよ 中国の公安はホンキュウの高級クラブに網を張って日本人のあらゆる業種のエリートを色仕掛けで捉え 国家や企業秘密を手に入れるか 必要な時に呼び出し情報を入れさせるか(これをスリーパーエージェントと呼ぶのだよ)大物は長期的に育てようと待ち受けているのだよ 彼は領事館の通信業務の担当であったらしい そうなら暗号解読のキーコードを教えろと迫られ教えなければホステスとの閨の睦言 痴態の数々を収めたビデオテープ等を領事館や家庭に届けると云われたに違いない 彼は自分の面子を保ちかつ国を売る事を避けるため自殺した 合掌

彼は最後の一線で国を売らなかったが売っている奴は沢山いるという事だ
“女が欲しければ女、金が欲しければ金、勲章が欲しければ勲章を”をあてがうのが謀略の基本であるから気をつけよう 甘い言葉とホンキュウクラブ
写真は上海明珠タワー
コメント (4)
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