王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

東アジア共同体という絵空事

2005-12-16 14:24:36 | 中国関連
東アジア首脳会議閉幕 「共同体」多難な船出 (産経新聞) - goo ニュース
東アジア共同体を創設するため中国はASEAN諸国+3(日中韓)を中軸として中国は中韓2国共同で日本の影響力排除を狙い 一方日本はインドやオーストラリア、NZの参加を求めたり はてはロシアが参画の意向とか
もともと中核のASEANだが始めはタイ、フィリィピン、インドネシア、シンガポール、マレーシアの6カ国1967年創設だそうだが頭の2国は1954年SEATOという反共封じ込めのミニ軍事同盟の加盟国 米国のベトナム直接介入により事実上崩壊 ヴェトナム戦争後1977年頃解散 それと裏腹にASEANはベトナム、カンボジアなど元共産圏の国も参加し加盟国を増やしている 初めは反共封じ込め団体の外相連絡会議であったのだろう
 
どの国をみても国の所在は地政上要地だが政治的か経済的にか両方か他の国を率いる金と力は無い 日本には多少金はあるが上記6カ国のどこかに基地か軍港を借りて軍事プレゼンスをして1000海里以遠のシーレーンを防衛しやすくなるなんて構想はなかろう ところは中国はあるのだろう 南沙諸島、西沙諸島では関連国と領土争いをしているのであるから

共同体として平和、安定、発展を目指すそうだが日中韓三国でさえ自由貿易とか地域通貨の芽さえない もし地域の安全保障の問題に(幸い)なれば日本はその前に米国の考えを十分に聞き理解した上で行動しないと空手形になる 実際には尖閣列島では日中が竹島では日韓が落ち着かないのであるからまあ今回は将来に向け口約束(リップサービス)をしているに過ぎない

期間中小泉総理が中国の温家宝首相の筆を借りて何やらの宣言に署名をしたとか話題では有るが何の意味もない 
人の頭のハエを追う時間があったら国内の改革を一層進め共同体推進とやらに巨額の金を毟り取られるのに備え、一方靖国参拝の問題を国内的に整理し問題なく行けるよう具体案を考えるか、出来なければ総理の任期中は行かないかして中韓二国との関係を正常化する事が日本の役割だ 靖国を片付けても又何か文句を言われるとそう そうしたら又知恵を絞ってその何かを解決すれば良い 近隣2国と戦争をする事を避けられるならそう酷いコストではない 急がば回れ

写真はすっかり綺麗になった13日の北京市東直門街 
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