王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

上海スパイ事件 その2

2005-12-30 10:35:33 | 中国関連
中国側、日本の抗議に「強い憤り」 総領事館員の自殺で (朝日新聞) - goo ニュース

週刊文春が年末の新年号で取り上げたスパイ強要事件で自殺した領事館員の件が下火になる所か中日両政府間で公式の非難応酬になってきている 中国側曰く“既に両国の間で結論が出ている事だ”と 日本人記者も食い下がる “既に出た結論とは何だと”

ブログでも一部の若い方は中国が汚いとか国家が個人を抑圧とか口を極めて非難している それはそれで非難するべき事ですしその気持ちは尊い
しかしこの手の話は裏社会の話であり表でする話ではないのです
他国との外交は白いテーブルクロスを敷いた席でワインを飲みながらお互いを閣下なんて呼び合いながら優雅に話をする そのテーブルの下ではお互いの向こう脛を激しく蹴りあっている様なものだと云われます 表が明るく華やかな分裏は暗く陰惨です 従ってこの手の話に官房長官が抗議をする事は余り意味が無いのです
 
中国に限らず米国とは勿論ソ連(今のロシア)ともその他の国とも絶えずあることなのです 米国とは昭和20年占領下の交流から始まっていますから米国のためにスパイをしている意識さえありません 例えば最近狂牛病の疑いのある肉の輸入も20ヶ月の牛か否か十分な検証がなされず輸入が再開する事となりました 親ソ派の噂のあった中川一郎氏は不審の死を遂げました 宗男ハウスの鈴木君も往年の威力がありません 近頃ではポマード大王の彼女が中国情報員とかこの12月始めには谷垣財務大臣が18年ほど前訪中の折、夜のパーティーで美人の小姐を部屋にお持ち帰りして公安に油を絞られたとの話が 誰が誰のために流す話か話が本当か否かも良く分からないのです
 
上海の件は腹立たしい事ですが外に向かって怒っている事 それよりは国内で中国の息の掛かった日本の組織、例えば新宿やミナミのXX組と濃厚な接触をしている中国大使館の工作員=大使館員を捕まえ彼らを国外退去或いは外交特権を行使した自主出国させる様な日本の行動が反撃なのです 自決により亡くなった方は死を持って恥を雪いだのですから以後は不問 世間に出る話でも無いのです そして事件以降上海総領事館の人事を一新し通信の暗証コードを変更し対敵情報官Counter Intelligence Personnel)を送り込みユルフン(ふんどしの締め方が緩い事 引いては気が緩んでいる事)を徹底検証しなければいけなかった事です(未だやっていなければこれからでも)

傾城の美女とか傾国の美人とかはかの国から来た言葉です 戦わずして敵を屈する
これこそ孫子が上の上とする兵法です 2500年前からやっているのです 我々3000年も前からこの列島で済んでいる者の子孫も知恵を絞って対抗しましょう 今日も長い話になってしまった 大掃除 大掃除
コメント
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