王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

夕張商議所 対テロ訓練施設誘致

2008-05-25 08:25:17 | 社会
財政再建へ市街地戦の訓練施設誘致 夕張商議所が構想(産経新聞) - goo ニュース

二週間ほど前だろうか? 夕張メロンの初セリで2個250万円だかのご祝儀相場で落とされたとニュースを読んだ気がした。
そんなメロンを食べる奴が居るんですねー。
一切れ10万円にもなるだろうに。

その時夕張市の皆さんはどうしてるかなーと頭の隅を思いが過ぎった。

報道によれば夕張市の商工会議所が自衛隊の対テロ訓練施設の誘致を考えているとか。
爺は別にこの構想の良い悪いを述べる気は無い。
誘致できれば(多分)提供した土地と住居に対する使用料か賃貸料が入るのであろう。
かなりの面積を提供して中の住民を中心部に転居させれば市として公共サービスを行う範囲が狭くなり経費の削減につながるかもしれない。

爺の頭にすぐ浮かんだことは「対テロの市街地戦闘訓練」の場所が「昔の炭鉱住宅」が主体では訓練の目的と環境がふさわしくないのでないか? です。
恐らく都市型テロを想定しているのだから「高層ビル、地下街、電車・バスの乗っ取り、競技場、娯楽施設」等不特定多数の人が襲われる想定でないか? 炭鉱住宅跡は「市街地戦とか都市型テロ」の訓練地としてはそのままではシナリオと環境がミスマッチな気がするのです。

むしろ消防隊による火災消火訓練とかレスキュー隊による倒壊家屋からの救命訓練とかの方が相応しい気がしますが、そんな動きが無いのでしょうね。

ふと思いつきました。大阪府あたりで失敗したテーマパークや大型箱物でも借りた方が直ぐに使えるかもしれません。
でもそれでは夕張市が救えませんね。


産経新聞:
財政再建団体の北海道夕張市で、夕張商工会議所が中心になり、陸上自衛隊の対テロなどを想定した市街地戦闘の訓練施設を誘致する構想があることが24日、分かった。同会議所は市の活性化効果を期待している。

 同会議所の沢田宏一会頭によると、市の山間部にある集落から候補地を選定。住民を市中心部に転居させ、空き家になった民家などを訓練用に提供することを想定している。6月中にも誘致に向けた期成会を結成する。

 沢田会頭は「市内に分散している集落を集約化できるので、市財政の軽減にもつながる」と話す。

 訓練施設はテロやゲリラによる市街地戦闘に対処するもので、現在、北海道を含め全国5カ所にあり、都市の街路や建物を模してつくられているという。
(引用終わり)

写真:初セリ後の夕張メロン(毎日新聞より)
コメント
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