王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

豪雨で行方不明の遺体 見つかる

2008-09-01 12:58:44 | 社会
東海豪雨で不明の女性、遺体で発見 30キロ離れた島(朝日新聞) - goo ニュース

29日未明の愛知豪雨で岡崎市城北町にお住まいの80歳のご婦人が行方不明になりました。
自宅の裏?を流れる川が増水してその為一階の床が抜けてしまい水にさらわれた様です。
一日目はまだ増水の余波が残る川の中を消防や警察の関係の方が捜索に当たっていました。 生憎発見に至らず翌30日は捜索範囲を広げ120人を投入してとかTVニュースを見た気がします。 この日も残念ながら見つからなかったのですね。

ところが何と31日朝に南知多郡日間賀島の波消しに遺体が見つかり行方不明のご婦人と確認されたそうです。
報道により40キロ離れとか35キロ、30キロなんていうのもありました。
どこからどこまで直線か川と潮を考慮したかで違うのでしょう。
日間賀島(ひまかじまと発音するらしい。観光協会のHPがそう書いてあった)
三河湾を囲む二つの半島を両腕に見立てると両手の指先の間に島が三つ見つかる。その真ん中の一番小さい島が日間賀島らしい。
まあ何とも岡崎市内の河川を通り過ぎ三河湾にでてその上島の波消しブロックに流れ着いた。
見つかって良かったですね。ご遺族もほっとした事でしょう。
ご冥福をお祈りします。      合掌。

さて爺が一寸思ったことを書いておきたい。
生存の可能性がある家屋に大勢の関係者が救出に掛かったとしてそれはありがたい事です。
しかし30日の捜索が遺体探しであれば「市全域に避難勧告」を出したほどの豪雨の後始末に自ずと優先順位が有ろうものを「行政サービスの優先順位」を誰かが決めないといけなかったのではないか?
2-3日すれば仏様は浮き上がってくるからーもう少しなんてこの場では発言できない。
そこで1日目は兎も角2日目は適切な規模----そう4-50人位の規模に戻して残りは防水、防疫、防犯その他本来の業務に就いたほうが行政のサービスとしては偏りが少ない。
その為の適切な動員基準は必要だろうな。
でも早く見つかってよかった。
改めて故人のご冥福をお祈りします。   合掌

朝日新聞:
31日午前8時ごろ、愛知県南知多町日間賀(ひまか)島の久渕(くぶち)港北側にある波消しブロックに女性が仰向けの状態で倒れているのを釣りに来た自営業の男性が見つけ、近くの駐在所に届けた。県警で調べたところ、歯型などから、29日未明の同県岡崎市付近の集中豪雨後、行方不明になっていた同市城北町、無職杉本富美子さん(80)と確認された。これで豪雨による同市内の不明者はすべて見つかり、死者は2人になった。

 半田署の調べでは、遺体には目立った外傷はなかった。(引用終り)
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大分教員汚職 採用取消を通告

2008-09-01 08:04:41 | 社会
大分教員汚職 採用取り消しを通達 県教委 大半は不正合格知らず(西日本新聞) - goo ニュース

大分県教育委員会は思い切った決断をして処置をしましたね。
08年度教員採用試験で不合格が確認された21名に事実を知らせ自主退職を促したようです。
この話を聞いた時、では07年度採用以前の教員は?という事です。
警察がPCを押収して調べた頃の話では過去2-3年分のデーターは回収できたかの記事があった気もするのですが。うろ覚えです。

当年度の試験改ざんデーターしか回収できなかったとの当事者の話には爺は「そうかなー?」との思いがあります。改ざんの結果「試験に合格していた方達の人生も別なものになってしまったのですから」

仮に3年分処分しても過去の不正は不問ですから「何となく不公平感は否めません」それでも3年分となればよく調べたとは言えるでしょう。
何しろ10年保存の答案用紙を年度内に廃棄しているのですから。

では反対に考えて10年に亘る不正(実際には戦後ずーっとだとおもうのですが)を特定できないのだから08年度の不正合格者の摘発も不問にすると組織の長が決断したら大分県の父母はどう反応したでしょう?
昔なら「清濁併せ呑む人物」とか「県の教員はその措置に感激して精勤し学生の学力が大いに向上」とかするでしょうか?

教わる側の父母と学生の側からすれば「不正合格の先生」の指導を受ける不快感はあるでしょう。しかし過去ずーっとそうであった事を思い出せば、そう自分の学生時代も含め「みんな夢の中ならぬ不正の中」だったのですから。
とその様に外部の爺が言い切るのは不見識かもしれません。御免なさい。

問題は08年度の採用試験のやり直し以降、議員や職員同士の口利き、金品の贈答などが行われぬようどう防止して起きた場合どう措置するのか?
教員の異動や昇格にも金品の贈与が付いて回ると言う江戸時代の藩士の様な閉鎖的風土をどう改革してゆくかなのでしょうね。

そうすると処分された21人とお見逃しの多数との間の差異は大きいまま残ります。
爺ならどうする? 不正は不問、過去の合格者は(採用希望がいれば)優先採用程度ですかね。
何とも悩ましい問題です。
本当にこれを契機に大分県教祖は変わってもらいたいものです。


西日本新聞:
 大分県の教員採用汚職事件を受け、不正合格が確認された2008年度採用の小中学校教員と養護教諭計21人の採用取り消しを決めた県教委は30日、対象教員と面談し処分を通達する作業を始めた。連絡がつかなかった一部を除く大半に通達を終えた。

 県教委によると、21人のほとんどは自分の点数が改ざんされたことや、不正合格だったことを知らなかった。処分を通達した県教委職員によると「処分を伝えた瞬間は、みんな驚いていた」。事実を受け入れることができず、泣きだす教員もいたという。

 不正の実態を調べた県教委のチームは、同年度採用の小学校教諭14人、中学校教諭6人、養護教諭1人の計21人を不正合格者と特定。贈賄罪で起訴された元小学校校長浅利幾美被告(52)の長男で、大分市の小学校元教諭(26)=26日付で退職=を除く20人が通達の対象となる。

 面談は県教委の担当職員が、対象教員の勤務先などで実施。処分の根拠となる本来の試験の点数を示し、今回の取り消しが来年度以降の採用試験の不利にならないことなどを伝えた。

 県教委は、対象教員の自主的な退職も想定しているものの、希望すれば臨時講師として勤務を続けることも認めている。今後、通達を受けた教員は対応を決めたうえで、勤務先の校長に伝えることになる。

 同県日田市のベテランの中学校教諭は「希望すれば臨時講師として雇用するといっても、実際は辞める人が多いのではないか。保護者は子どもの学校に08年度採用者がいることは知っており、そこで臨時講師になると、保護者と向き合えない」と話している。(引用終り)
コメント (6)
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