王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

汚染米流通先 奈良の米穀商 自殺

2008-09-18 08:27:42 | 社会
汚染米流通先 奈良の米販社長自殺(産経新聞) - goo ニュース

報道によれば「三笠フーズ」に関わる汚染米の流通先の公表で名前の挙がった奈良県の米穀販売会社「ナカガワ」の社長が自殺を図り17日未明死亡が確認されました。
謹んでご冥福をお祈りします。    合掌

日本では経済事件で自殺者が出ると途端に捜査の手が緩み場合によってはそこで捜査打ち切りなんて例も無くは有りません。
今回は自殺した方が「汚染米事件の全貌」の中核に迫る人物とは思えませんがそれでも「名前を公表された側」からは「それ見ろ!公表なんかするからだ」と非難が高まるでしょうか?

昨日たまたま流通先375ヶ所の記事を書きました。その中で思ったのは:
一番悪いのは汚染米を野放しにした農水省
二番目が汚染米を「食用に転売」した三笠フーズはじめ一次卸
三番目が汚染米と知りつつ「食用流通」に手を染めた米穀加工・販売会社
四番目が品質を確かめず値段だけで「食用汚染米」を取り扱った諸々の業者
五番目が「品質には注意を払い」とか「信用している所から飼ったのに」等と材料となる米の品質を見抜けないか、検査もしないか、或いはキログラム1円でも安ければ仕入れているのでないか? 実は米であれば品質に関係なく仕上がりに差がないのか??? そのため汚染米で商品を作っていた食品業者です。
最後が汚染米を原料とした製品を長年飲み食いさせられた消費者です。

自殺された方は三番目か四番目なのでしょうかね?
マスコミはもとより政府もこの自殺事件を追わないと思います。
今後とも食品偽装に関わる流通先の公表に差支えが無い事を期待します。
最後のリスクは消費者が体で受けるのですからね。


産経新聞:
16日午後11時50分ごろ、奈良県広陵町三吉の米穀販売会社「ナカガワ」の男性社長(54)が自宅で首をつってぐったりしているのを家族が発見し通報。香芝署員が駆けつけたが、17日午前0時35分に搬送先の病院で死亡が確認された。同社は、政府が16日に事故米の流通先として公表した1社で、同署は社長が首つり自殺を図ったと断定、動機について調べている。

 同署によると、社長は発見時、自宅2階の寝室で、ドアノブに掃除機の電気コードを巻き付け、片方を首に巻いて、ドアにもたれかかるように座り込んでいたという。社長は最近になって周囲に「死にたい」などと漏らすようになり、16日午後1時半ごろにも農薬を飲んで自殺を図ろうとして寸前に家族が見つけ、病院に運んだという。


 奈良県によると、ナカガワは今年1~8月にもち米など約53トンを佐賀市の米穀販売業者から仕入れ、製菓業者などに納入。今月初め時点で約8・5トンが未納入で残っていたが、うち7・5トンを事故米流通の情報を受けて、返却したという。


 農林水産省奈良農政事務所の幹部は「消費者の安心のため公表に踏み切ったが、自殺の原因になったのであれば残念」と話した。(引用終り)

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