王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

汚染米流通先 8府県12社

2008-09-12 08:51:51 | 社会
流通先「8府県12社」=仲介業者、すべて食用に-名古屋の事故米転売問題・三重(時事通信) - goo ニュース

次から次へと流通先がわかり三笠フーズの汚染米(この所事故米との表現も出てきている。農水省の用語かも?危険性を希釈する表現だもんな。)による酒造メーカーの混乱がTVで報道される。あの「ウンコ」ビルに本社を置くアサヒビールも焼酎の原酒買いをして販売していた製品が汚染米が原料の様で15億円の損害とか。

さて今度は三笠フーズ以外にも汚染米を食用向けに転売していた企業が判明した。
報道によって:
愛知県小坂井町の太田産業と名古屋市の「浅井」の2社の名をを挙げている所と
「浅井」に集中しその販売先に三重県の「ノノガキ」を挙げそちらを詳報しているところとある。
以下の時事では「浅井」とその下流「ノノガキ」そしてその販売先を8府県12社としている。
TVで見た限りでは自宅に会社の名札が貼り付けてあり「ノノガキ」の社長は机一つと今では携帯電話で「ブローカー」風の商売をしていたように見える。
販売先は11社が精米業者だそうでここから先も食用向けで流通していないか?

社長は「その名前は迷惑を掛けるから」との理由で公表していない。

どこから買ったのかTVでは「給食会社」や「老人ホーム」「保育園」等が汚染米入りのご飯を食べており、「もう2-3度食べた」とか「食べ終わって在庫は無い」なんて語る人の顔が映った。

さて農水省では事務次官が「目下落ち度は無い」と言い逃れていたが「工業用」なる汚染米を「食用」に容易に転用させた責任は重い。
まだまだ問題が出てくるでしょうね。


時事通信:
名古屋市の米粉加工会社「浅井」が殺虫剤やカビに汚染された疑いのある工業用の事故米を不正に転売した問題で、米穀仲介業「ノノガキ穀販」(三重県四日市市)が2004年ごろから、浅井から購入したもち米やうるち米を少なくとも8府県の業者計12社に転売していたことが12日、分かった。ノノガキの野々垣勝代表取締役が同日未明、農林水産省の立ち入り調査後に明らかにした。

 11社は精米業者で、残る1社は製菓業者という。農水省が浅井に工業用として売った事故米も、転売先で食用として流通したことが判明した。同省はノノガキが、京都府と愛知、岐阜、三重各県の米穀仲介・加工会社に転売したとしていたが、売却先がさらに増えた形だ。

 野々垣代表は流通先の府県や業者名に関し、「取引先に迷惑が掛かる」として公表しなかった。転売先のうち、半数ほどの業者には事情説明とおわびをしたという。(引用終り)
コメント (4)
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