王様の耳はロバの耳

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福田首相 辞任

2008-09-02 08:08:30 | 政治
福田首相退陣、後継総裁選に麻生氏出馬へ(読売新聞) - goo ニュース

そろそろ寝ようかと思っていたらNHKのTVが9時半から「総理の記者会見」との事。
老妻とも話したが「これは辞任表明意外あるまい」と珍しく意見が一致した。
会見までの間に漏れてくる話でも「辞任らしい」

首相官邸での記者会見で色々長い説明の後「辞任する」と述べた。
最初に「辞任する」その理由はーーーとでも切り出したら締まった演説になったであろうに工夫が無い。オバマ風の演説原稿なんて書ける官僚は居ないであろう。

さて福田首相は何で辞任したのでしょうね?
政治資金・年金・医療・防衛庁の不祥事など積年の不具合が出た事や今年になり物価の値上げ、特にガソリン価格の高騰に苦しむ国民の為、対策も出来た。この時期に新しい布陣でーーーと語ったと思うがそうであろうか

その後でNHKの解説員は:
1:インド洋給油特措法の成立が難しい。
2:9月12日の臨時国会で代表質問の日程さえ決まらない。
民主党の駆け引き、引きのばし(総理の言葉)が無くても公明や自民党の中からも異論が出て国会運営に見通しが立たず辞任であろうとの事。
国民目線を強調するなら「辞任なんて与党の論理に乗らないで」「衆議院の解散」を発言して貰いたかった。

昨年9月の就任時点で与党信任の為の「衆議院解散」をやっていれば「歴史に名を残す総理大臣」になれたろう。
与党が大敗すれば自民党独裁体制に幕引きをした総理として。
野党が政権をとり運営に失敗すれば(その可能性は高かった)自民党政権中興の祖としてね。

次の自民党総裁は「衆議院解散」をしないでは済まない様な気がします。
国会運営に空白を作らないなんて言わないで「新総理の下、衆議院解散」をして欲しいものです。


読売新聞:
福田康夫首相(72)は1日午後9時半から、首相官邸で緊急記者会見を行い、退陣する意向を明らかにした。

 首相は、8月1日に内閣改造に踏み切ったが、内閣支持率の低迷から抜け出せず、政権浮揚の展望が開けなかった。自民党は近く総裁選を行い、後継総裁を選出する。麻生幹事長は2日未明、立候補の意向を党幹部に伝えた。党内には小池百合子・元防衛相らを推す声もある。与党は、新内閣の支持率などをみながら衆院解散・総選挙の時期を探ると見られ、今後の政局は解散含みの緊迫した展開となる。

 首相は記者会見で、辞任を決断した理由について、「新しい布陣のもとに政策の実現を図っていかなければならないと判断し、辞任を決断した」と述べた。

 この時期に辞任を表明した理由については、次期臨時国会召集を間近に控えていることを指摘し、「今が政治空白を作らない一番いい時期と判断した。臨時国会が順調にいくためには、私がやるより、ほかの方がやっていた方がよりよくなるのではないか」と説明した。

 辞任の意向を固めた時期については「先週末に最終的な決断をした」と明かした。

 記者会見に先立ち、首相は1日夕、首相官邸に自民党の麻生幹事長を呼び、約1時間にわたって会談した。会談には、途中から町村官房長官も加わった。首相は、席上、麻生、町村両氏に辞意を伝えた。

 首相は8月29日に総合経済対策をまとめ、9月12日に臨時国会を召集し、補正予算案を提出する構えを見せていた。

 臨時国会では、新テロ対策特別措置法改正案や消費者庁の設置法案を成立させることに意欲を見せるとともに、衆院解散・総選挙の時期については、できるだけ先延ばしする意向を示していた。

 しかし、来年夏の東京都議選に集中したい公明党・創価学会からは、年明けの衆院解散・総選挙を求める圧力が強まっていた。このため、与党内では年明け以降の「1月解散」が有力との見方や、支持率の低い首相のもとで衆院選を戦うのは難しいとの声が広がっていた。

 衆院解散・総選挙の時期について、与党側には、新首相の誕生後、早期の実施が有利だとの見方が出ている。一方、安倍前政権に続いて「政権を投げ出した」とのイメージを有権者にもたれれば、早期選挙は得策でないとの意見もある。民主党は、同党にとって早期の衆院解散が有利とみて、早期の実施を迫る構えだ。

 首相は安倍前首相の退陣を受け、昨年9月25日に第91代首相に指名された。
(引用終り)
コメント (2)
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