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王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

麻生首相 国連演説

2008-09-27 06:51:08 | 海外
麻生首相「テロ戦貢献」 国連演説(産経新聞) - goo ニュース

麻生首相は25日未明の初閣議と新聞には書いてありますから24日夜の認証式後引き続き開かれたのでしょうかね?
「収支にきちんと説明が出来るようそして兼業にも気をつけるよう指示したそうです」
朝のウオーキングはこの後の場面なんですね。 68歳にしてはタフだなー。

朝官邸に出て(国連演説の打ち合わせでしょう)午後には政府専用機でニューヨークの国連本部に向けて出発しました。

国連では25日(現地時間 日本時間26日朝)初の外交デビューを果たしました。
マスコミによって取り上げる課題の順序、強弱に違いが有りますが:
その1:一義的(一番大事な事はとの意でしょうかね? 相応しくない日本語です。英語では most important thing とか訳したのでしょうか? )には(日本の)経済を伸ばしてゆく事。
その2:世界第2位の経済力を以って米国(の金融危機)を助ける。(世界の金融秩序を)安定させる力になる。
その3:テロとの戦いを継続する(インド洋中の給油を続けたいとの意でしょう)
麻生首相は冒頭英語で自己紹介していました。日本語に切り替え数分後日本語英語の翻訳機の故障があり頭からやり直しがありました。この機械は日本製でないと英語でジョークを飛ばしてこれは通じたようです。笑い声が聞こえました。

さて演説の概要はいただけません。
その1で麻生首相は「未だに経済成長と言う実現しない物」を追っている事がはっきりしました。これを実現するための補正予算案の財源は与党でさえ不明確なのです。
恐らく不足分は赤字国債の増発と予想されていますが防衛省、国交省、厚労省、農水省等の不祥事で明らかになっているように税金の無駄遣いは一向に改まらす行財政機構の改革は実行されず、役人の倫理の崩壊、綱紀の弛緩は一向に正されません。

小渕、小泉、安倍、福田と続く自民の景気対策が効果が無かったように今回もダメでしょう。国債の利払停止や場合により国債償還の3年ほど停止を視野に入れぬ様な拡大再生産型の経済対策はもはや機能しないでしょう。

さてその2ですが米国は75兆円(日本の年間税収50兆円をはるかに越える)の税金を投入して金融証券会社の作った不良債権を買い取るそうです。不良債権の規模が果たしてこの程度で納まるか誰にも判らないのです。日本の場合を振り返っても政府が把握した不良債権は銀行の申し出の2倍3倍となりました。
仮にこの規模であれ米国の経済は猛烈に悪くなり日本は輸出の鈍化を始め景気の悪化が予想されます。
また米国も財源の充てない75兆円ですから「ドル札の増刷」のみです。必然的にドル安が進みます。原油、穀物、金、稀土類(レアメタル)等戦略物資の値上がり(ドルの値下がり)は必至です。
麻生首相は米国発の経済不況に日本は肺炎を起こし日本経済が崩壊しない様内需の拡大を図る。国連負担金はじめ見分不相応な金のばら撒きは3年ほど出来ないとでも語るべきでした。

その3:テロとの戦いも結構だが07年の生活保護所帯は110万世帯を越えたそうな。日本で暴動が起きないように期を配る事が先かもしれない。在日米軍への思いやり予算等も止めないとね。まあこれは国連でする話でなく新大統領にする話だけど。最近では日米同盟堅持などと平気で口にする人がいる。日米安保が10年ごとに際限なく更新されているだけなのに!

あれやこれや国連で言いにくければ総理は出席をしない。外相も演説しない。米国に新大統領と良く話してからにするのも「強かで良い」と思うけど「初めてのお使い」ならぬ「初めての外交」で「拡大再生産」と「対米追随」を明らかにした。
29日の国会に於ける所信表明演説もこれが骨子となろう


産経新聞:
【ニューヨーク=高木桂一】麻生太郎首相は25日夕(日本時間26日午前)、第63回国連総会で一般討論演説を行い、アフガニスタンでの「テロとの戦い」に日本が引き続き貢献していく方針を示し、来年1月15日に期限切れとなるインド洋での海上自衛隊の補給活動支援を継続する決意を事実上表明した。国連改革については安全保障理事会の早期改革の必要性を訴えた。日本の首相が国連総会で演説するのは、平成17年の小泉純一郎首相(当時)以来3年ぶり。

 「きのう国会から日本国首相として指名を受けました。きょう、この場に立つ機会を得たことは誠に光栄の至りです」


 就任早々ニューヨークを訪れた麻生首相は一般討論演説の冒頭、こう英語で自己紹介し、会場の各国首脳や閣僚から祝福を受けた。


 外相を歴任し外交経験豊かとはいえ、首相としては「若葉マーク」。それだけに演説の滑り出しはいつになく緊張した面持ちで、冒頭以外は日本語の用意された原稿に目を落とし続けていた。


 ところが、演説が数分過ぎたところで、日本語を英語に通訳する装置のトラブルが判明。首相が「これは日本製の機械ではありませんから」と英語でジョークを飛ばすと、会場は笑いと拍手の渦に。最初からやり直した演説で首相は、いつもの「べらんめえ」調の麻生節は封印していたが、クライマックスでは「(首相の)最初の仕事として国連に駆けつけたわけを理解いただけたでしょう。申し上げたい事柄が多々あったのです」と力説していた。(引用終り)
コメント (4)
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