「三笠」汚染米流通先 ３７５ヵ所公表

「三笠」汚染米出荷先、２４府県の３７５カ所公表(朝日新聞) - goo ニュース

「三笠フーズ」の汚染米流通先が福田総理の英断？で農水省の思惑を抑えて公表されました。

俄かの決定で事務方は大慌て名前を間違えたり関係ない資料が紛れたり確定するのに大変だったようです。
朝日新聞はAsahi.comで３７５ヵ所の名前を１２頁にわたり載せています。
農水省の注意を待つまでも無くこれらの全てが汚染米の流通に悪意で関わっていたわけではありません。
個人か小さな会社の和菓子屋さんや煎餅屋さんが悪意や故意とは思い難いからです。しかしその先に商品を口に入れる或いは食べてしまった消費者が居る事を思うと爺の気持ちは複雑です。

９社？程は「販売先に迷惑がかかる」との理由で「販売先の開示に協力しなかった」とか。
販売先に迷惑が掛からなければ最終消費者の迷惑はそんなの関係ねーという事です。
全く酷い商人道に思えます。

気をつけて発言しなければいけませんが「三笠フーズ」から汚染米を受け入れた３７５社の内、米穀販売とか米穀加工関連の会社と数から見ると突出して多い日○医療食品などは本当に善意の第三者でしょうかね？

例えば始めの頃焼酎醸造元の社長が「一番良いものを持って来いと注文していたのに」とか「信じていたのに」と怒っていました。最もです。
でも一寸考えると「良いものだとして自分で米を見る。炊いて臭いおいを嗅ぐ。食べてみる」とかして納品を社内で検品検収をしないのでしょうか？　爺には信じられません。長年杜氏をやっている人が居れば「古米か混ぜ物かほんとに良いものか」判りそうなものだと思ってしまうのです。

勿論一番悪いのは「汚染米を野放しにした農水省です」次に悪いのは「三笠フーズ」はじめ汚染米を食用に回した連中です。
三番目に「納入された米を自分で吟味しないで製品或いは半製品を作った所」でしょうね。

でも実は「そんなに良い材料を使わなくとも仕上がりに差がない」とすればそれはそれで消費者は過剰品質（もっと安い米で同じものが作れる）を買わされていた事になります。

救われないのは消費者でしょうね。

もう少し経過を見守る必要がありそうです。

朝日新聞：
農薬やカビ毒で汚染された事故米の転用問題で、政府は１６日、三笠フーズ（大阪市）が出荷した事故米を取り扱った酒造会社や菓子業者など２４都府県の３７５カ所の実名を公表した。しかし、一部の実名で間違いが見つかった。

　内訳は、和菓子製造１５４社、米菓製造３０社、酒造１０社、外食５社、事故米が給食として提供された近畿２府４県の病院や老人ホームなど１１９施設、米穀仲介や販売業者などの中間流通業者５０社など。地域別では、宮崎６６、大阪６３、兵庫６３、熊本４１の順に多かった。（引用終り）