自民党新総裁 麻生太郎氏

自民新総裁に麻生氏選出 ２４日に新内閣発足(共同通信) - goo ニュース

今年も自民党総裁選の様子をＴＶで見る事が出来ました。良いのだか悪いのだか。

結果は麻生太郎氏が地方票を殆ど集めたうえ議員票の６割を加え他の４人に圧勝でした。
第２９代自民党総裁の誕生です。

既に午前中には細田幹事長を指名、保利政調、笹川総務、古賀選対、大島国対の役員の留任が決まっていました。
５人の誰が総裁になっても自民党の幹部の意向としてそうなのか麻生氏を念頭においての布陣であったのか？
まあ選挙をする前に票は読めたのだろうけど。

さて麻生氏の総理受諾？演説は６８歳にしては長い話を原稿も見ないで上手にこなした。
「（５人が総裁選をした）成熟した党」「民主党に勝」「政権政党」「国民政党」などの言葉が印象に残った。
自民党総裁だが或いは故に野党第１党の民主党が気になるのは仕方が無い。
しかし「政権政党」で国民全般に目を配ると言うのであれば一つ大切な視点が落ちている。
それは政党支持の中で「無党派層の動向」であろう。
時事通信社が９月１２－１５日の「政党支持率（内閣支持率でない）」では：
自民党２０．９％
民主党１２．８％
公明党　３．２％
共産党　２．５％
社民党　０．５％
支持なし５６．９％
となっている。
この政党支持率は調査するマスコミと時期によりかなりばらつきがある。
一般的には「無党派層」は４０％とされている。

麻生氏が政権政党を叫ぶ以上「無党派層」の関心を引きつけ自民党に投票させる様な「大構想（グランドデザイン）」を提示しなければならない。

「無党派層」を引きつければ民主党などなんの苦労も無く打ち破れる。
昨年夏の参議院選挙を見れば「平素の政党支持率と投票行動が結びついてない（自民の得票が少ない）」
さて今度の衆議院解散で無党派層はどう反応するであろうか。

早速補正予算を成立させてから解散との話が出ている。
福田政権で泥縄で仕上げた補正予算などでこれからの難局を乗り越えるのは難かしそう。ここは早期解散をして勝っても負けても直近の民意を受けた政権がしっかりと考える課題であろう。
今朝のＴＶでは任期一杯（来年９月迄）なんてジャーナリストの上杉隆氏が語っていた。
許してくれー。


共同通信：
自民党は２２日午後の両院議員総会で麻生太郎幹事長（６８）を第２３代総裁に選出した。所属国会議員と都道府県連代表による投票の結果、麻生氏は５２７票のうち３５１票を獲得、４候補を大差で破った。２４日に第９２代首相に指名され、同日中に新内閣を発足させる。麻生氏は細田博之幹事長代理に後任幹事長就任を要請。保利耕輔政調会長、笹川尭総務会長、古賀誠選対委員長、大島理森国対委員長は再任する意向。（引用終り）