王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

拿捕のイランタンカー解放ジブラルタル、米要請退け

2019-08-16 06:38:30 | 海外
昨日15日ジブラルタル政府は7月に拿捕した「イランの大型タンカー」の解放を発表しました。
このタンカーはEUによるシリア制裁違反の疑いで去る7月4日英国海兵隊に拿捕されていたものです。こんな風ですよ。

米国はこのタンカーを解放しないよう求めていましたが退けられたとの事です。ジブラルタル政府は「イラン側から、解放後もEU制裁国に向かわせない」との一札を取っているとの事です。タンカーは200万バーレルの原油を積んで地中海に向かうそうです。どこに荷揚げするのでしょう?!
イランはこのタンカー拿捕の報復で7月21日英国籍タンカー「ステナ・インぺロ」を拿捕しています。英国籍タンカーが見返りに解放されればイラン対英国の緊張が幾らか緩むことになりますがさて次の手はどうなるでしょう??
やたら緊張が高まるより紛争や衝突回避は賢い事だと思います。
ホルムズ海峡へ“有志連合軍の派遣”なんてやたら勇ましい事にならぬ様、良く話し合って欲しいものです。 お願いします!

写真:解放が決まったタンカー
共同通信:
【ロンドン共同】英領ジブラルタル自治政府は15日、欧州連合(EU)によるシリア制裁違反の疑いで7月に拿捕したイランの大型タンカーの解放を発表した。米司法省が解放しないよう求めたが退けられた。イランは中東・ホルムズ海峡で英タンカーを拿捕しており、対応が注目される。
 イランのザリフ外相は15日、米国の「海賊行為」が失敗したとツイッターに投稿した。
 自治政府はイラン側から解放後もEUの制裁対象国に向かわせないと確約する書面を受け取っており、「拘束し続ける正当な理由はない」と説明している。自治政府報道官は、拘束されていた船長と乗組員らが釈放されたと明らかにした。(引用終わり)
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