昨日22日夕刻韓国の高官がGSOMIAの破棄を公表しました。
そうです。この方でした。
米国の主導で2016年から日韓で結ばれた「軍事情報の交換」を柱とする双務契約ですから相手側の「韓国が更新しない」といえばそれで終わりですよ!
河野外相は「夜9時半に駐日韓国大使を呼び出し強く抗議をした」そうですが如何ともそれ以上の方法が有りません!!
問題は両国の仕切り役である米国がどう反応するかを見ていました。
ポンペオ長官曰く「失望している! それぞれが元に戻る取り組をするよう望む!」で8月の月初からベトナム?で仲介の労を取ったのに「突っ走る両国に当面打つ手がない?」のか「他に緊急事案が有るのであんたたち両国でやりな!」と突っ放したのか良く判りません?!
トランプ政権は「北朝鮮との非核化を含む何らかの取引を目論んでいます」一方「文政権は親北を目指す政権であり」当面日本は朝鮮半島をめぐり両国と微妙なズレが生じています。
日本政府は従来なら「韓国のテーブル返し」に弥縫策を講じ「韓国のホワイト国除外を事実上解除」で手打ちだったでしょうが、文政権とは「慰安婦の解決済の問題」「元徴用工への補償問題」他「空自機に対するレーダー照射」などが重なり珍しく「きつい対応を韓国にしました」そしてそれに対する韓国の反応が「日本品不買という運動」を引き起こしそれに「日本人のかなりな部分が反発」していますから、少し時間をおいて何かで「水を差さなければ両国首脳の頭も冷えません」
何でしょうね?! 米中の貿易摩擦がいよいよ本格化します。世界の株式市場が落ち着きませんしドル/円の為替相場はやや円高で推移しています。その心はウオン安による韓国からの外資流出!「8月も間もなく終わり日韓の経済指標が出てきますね! 日韓どちらの懐が痛むのでしょう? イラン制裁の関係でホルムズ海峡も平穏なわけではありません!
「半導体関連3品の対韓輸出個別審査をどんどん処理して不適切な輸出のみ良く内容を精査」との業務を粛々とやりながら1965年日韓請求権協定を元に韓国へは多額の国家賠償を支払い済である事を海外及び韓国民に広く公表し説明をしなければいけません。河野外相とそのスタッフには「そこのくどさと見るか、丁寧な説明と考えるか」まだまだ押しが足りない様に見ええなりません。
尻に火がつくのは日韓どちらのリーダーでしょう?
秋風が待たれますね。
写真:ポンペオ長官
共同通信:
【ワシントン、ソウル共同】韓国政府による日本との軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の破棄決定について、米国防総省は22日「文在寅政権の決定に強い懸念を表明する」と声明で発表した。ポンペオ国務長官は「失望している」と明言。その上で「それぞれが、元の正しい関係に戻るための取り組みを始めることを望む」と述べ、日韓関係正常化へ対話を促した。
米政府は、それぞれ同盟国である日韓の対立に巻き込まれるのを慎重に避けてきた。歴史問題が安全保障分野に波及したことで危機感を強め、異例の強い表現で文政権を名指しして不満を表明したとみられる。