昨日14日夕刻6時過ぎ食事で居間に集まりTVを見ていたら丁度、「大嘗祭」が新築された「大嘗の宮」で執り行われている場面がLIVEで映しました。
かがり火の光と侍従?が足元を照らす小さな松明しかありませんが、最新技術でしょうカメラは見事に対象を捉えていました。
今上陛下が「悠紀殿」とかに向かわれる様子が映し出されました。
この後そこで「東日本で採れた新米他を皇祖神に捧げ自らもいただく様です」
映像はそこまでで「悠紀殿」や「主基殿」内部の事は、天皇家の私事にわたるので国は関与しないとする苦心の策と思います。
大嘗の宮とはこんな様子です。(ネットより)

配置図はこんな風(ネットより)

祭祀を終えて赤坂御所へ 15日未明 (ネットより)

さてこの大嘗蔡(古くは新嘗祭)は中世の頃より一世一代の儀式となり戦国の乱で200年ほど中断したものの今日に続いて来たものだそうです。
神様の直系の子孫という(伝説を持ち)絶対の権威を持つ家柄としての天皇家が自分の家と合わせ国民の安寧と豊穣を祝う儀式のようです。
各メディアも書きませんが殿/館の内陣では「衾“ふとん”に包まれて皇祖神の神霊で生まれ変わりか、リフレッシュをイメージする儀式」が有った様です。
これは憲法が出来る前から「歴代天皇が務められてきた儀式なのです!
1945年の敗戦で国民の信仰を「政教の分離」というなじみのない戦後の「憲法」で私事と公的行事を「スパッと切り分ける」のは困難です。
戦後長い事掛けて政府も天皇家も「天皇家の私事の部分を切り分ける努力をして来ました」
何も天皇家が現行憲法下に「組み入れて下さい」と懇願したわけではありません。
戦後の国際政治、特に米国の意向が強く働いて「天皇(特に昭和帝)の御稜威」が憲法に「象徴天皇」という「木に竹を接いだような判らない制度が持ち込まれました」。
それを「平成の上皇/上皇后陛下が国民寄り添い国民の安寧をひたすら祈る」
との生き様/スタイルを確立されました。今上陛下は「そのスタイルを継続されるお気持ち」と拝察いたしました。
もう既に「キリスト教信者」から今回の一連の行事が憲法の「政教分離」に反すると訴訟の様です。また大嘗祭に掛る一連の行事で25億円(大嘗の宮のそれは9億6千万円とか)が無駄とか演説会で批判やら会合ツイッターなどで意見が投稿されている由。
国家予算100兆円を超える東アジア一番の優良にして穏やかな国が一代(ざっと25-30年に一度)の晴れの盛儀です。「即位立礼の儀」始め「祝賀パレード」でどれほどおとぎの国の様な夢の様に平和で穏やかな国柄を海外に示すことが出来たでしょうか!! この行事をイベントと捉えれば「Good Job !!」いやいや「Well done!!」ですよ。
この後の「大饗の儀」も晴れやかに無事お開きとして欲しいものです。
これをやってこそ安倍首相は「行政府の長として一世一代の盛儀を取り仕切った貫目が認められます」
雑事に気を奪われない様18日までしっかりお願いします。
写真:祭場(悠紀殿)に向かわれる今上陛下
FNN PRIME:
皇位継承にともなう重要祭祀(さいし)「大嘗祭(だいじょうさい)」の中心的な儀式、「大嘗宮の儀」が、14日の夕方から15日未明にかけて行われた。
「大嘗宮の儀」は、皇居・東御苑に建てられた大嘗宮で行われ、15日午前0時半ごろ、ほのかな明かりの中、陛下は最も格式の高い白い装束に身を包み、皇位のしるしである「剣」と「勾玉(まがたま)」をともない、「主基殿」へと進まれた。
皇后さまも、「おすべらかし」に髪を結い、純白の十二単姿で「帳殿」と呼ばれる建物に入り、拝礼された。
陛下は「主基殿」の中で、新米などを神々に供え、自らも口にし、五穀豊穣(ほうじょう)や国民の安寧(あんねい)を祈られ、午前3時15分ごろ、儀式は終了した。
これに先立ち14日夜、「悠紀殿」でも同様の儀式が行われ、およそ6時間に及ぶ重要な祭祀を終えた両陛下は、午前4時すぎ、皇居をあとにされた。
儀式には、安倍首相や三権の長など425人が参列し、16日と18日には、両陛下が参列者と食事を共にされる「大饗の儀」が行われる。(引用終わり)