去る22日北京で習主席が中米貿易交渉について「相互尊重と平等という基本」の上に立って米国との第1段階の貿易合意に向けて取り組みたいと発言しました。
日本のマスコミはほとんどスルー(ほとんど気がつかない)です。
冷や汗 >
ましてやキッシンジャー氏が(多分?)この会議の前にしっかりと習主席と面談している事など無視ですね!
習主席と握手するキッシンジャー氏(ネットより)
キッシンジャー氏(96)は民間人ですよ。今でも「キッシンジャー・アソシエイツ」というコンサル会社を使い米国を中心に金とコネを求める世界中の政財界人をk・A詣でをさせている故に、習主席に差しで会っていたのです。
若い人は知らないかもですが「1971年ニクソン政権で米中国交回復を果たした時の糸口を務めた影の主役 キッシンジャー補佐官その人なんです」
北京に行ったついでに「習主席と面談、握手する写真を撮って国の土産にする」なんてどこかの陣笠先生とは貫目が違います。
日本ではこの前後、ここをクリックして⇒沢尻エリカのMDMA余波、「麒麟がきた」の代役川口春名の決定、そして壇蜜さんの結婚とダメ押しのGSOMIA廃棄問題が次々と起きてTV各局もマスコミも「朝、昼と夜とも映像ネタには全然困らなかった」のです!!
しかしキッシンジャー氏は重い役割をしっかり果たした様です。
10月末が期限であって劉鶴副首相を派遣してまで詰めようとした中米貿易交渉は尻つぼみ↘ 香港のデモは人民解放軍突入か? てな割には「トランプ大統領は上院で19日全会一致の“香港人権法支持法”(それ以前に下院で15日にも)にサインをしない」と言ってましたからね! ネットであれこれ情報を拾うくらいしか出来ない市井の浜爺でも「これは何かある!!!」と思っていました。
キッシンジャー氏は翌23日には副主席王岐山と会いしっかり駄目押しをしています。
王岐山はこの人です(ネットより)
習とトランプの戦争回避路線は認める。 多少ギザギザは努力で埋める。両国は今後もうまくやって行く。 と言い切りました。
王岐山は本来財務担当ですが、親族の腐敗問題で財務担当を外れたとの情報が有りますが、それは中国政治局の駆け引きの中の問題なのでしょう!
キッシンジャー氏が習主席のあと、面談していますから実力者に間違いありません。
トランプ大統領再選を巡り米中はまだ二転も三転もありそうです。
しっかり見守りましょうね。
写真:22日会談で演説する習主席
ブルームバーク:
(ブルームバーグ): 中国の習近平国家主席は22日、「相互尊重と平等という基本」の上に立って米国との第1段階の貿易合意に向けて取り組みたいとする中国の立場を強調した。両国が協議中の部分的な合意について、習主席が発言するのは初めて。
キッシンジャー元米国務長官ら各国の著名人と北京で会談した習主席は、「中国はこの貿易戦争を開始したわけでも、望んでいるわけでもない」と重ねて表明。「必要に応じて反撃はするが、貿易戦争にならないように積極的に取り組んできた」と語った。
トランプ米大統領は数日前に、中国は交渉で「私が望むレベルに歩み寄ってこない」と述べ、両国が合意に至ることができるかどうかに疑問が生じている。一方、中国側交渉責任者の 劉鶴副首相は20日夜、第1段階の合意に達することに「慎重ながら楽観的」との認識を示していた。
習主席との会談に参加したのは、キッシンジャー氏のほかポールソン元米財務長官やコーン前米国家経済会議(NEC)委員長、ブルームバーグ・ニュースの親会社であるブルームバーグ・エル・ピーのピーター・グラウアー会長ら十数人余りで、各氏はニューエコノミー・フォーラムに参加するため北京を訪問している。
同フォーラムはブルームバーグ・エル・ピーの1部門であるブルームバーグ・メディア・グループが開催している。
習主席は中国の全体的な目標は「覇権に関する夢」ではなく、「中国の再生という夢を実現させ」、中国が二度と屈辱を味わわないようにすることだと強調した。
「中国は半植民地時代や半封建時代の屈辱的な日々を再び体験することがないように、世界における自らの地位と役割を回復しようとしているだけだ」と語った。
米国との貿易合意に関する3つの重要な要求の1つは、両国の「尊厳」を確保するために「バランス」のとれた合意であることだと言明した。
(引用終わり)