王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

10年もの金原体制が終焉事実上の“シロ”判定も…足りなかった「心のガバナンス」

2019-11-29 09:34:27 | スポーツ
一昨日27日の報道ですが、「選手強化などを巡り選手と対立する」全日本テコンドー協会の問題を調査する外部有識者による検証委員会が記者会見し結論を金原会長同席の上、発表しました。
会見の席 向かって右が酒田委員長 左が金原会長です(ネットより)
改めて会見での金原会長を見ておきましょう。度々話題になりましたが迫力ありますね! (ネットより)

検証委の酒田委員長によれば:
テコンドー協会のガバナンスには問題が無い
金原会長ら理事10人は全員再任しない
と結論し、金原会長も退任を了承しました。
浜爺は退任に対し「反乱か造反」の動きでもあるかと1日置いて見ていましたが昨日28日協会は総会で「理事の総辞職」を決定しました。ここだけはお見事!
さて在野の無識者の浜爺ですが、国会の超党派スポーツ議連の選んだ有識者会議の座長であり弁護士でもある酒田正樹氏にしては(その4人の内1人は筑波大の山口香教授です)「何とも矛盾に満ちた判定ではないか!!」
と思っています。 失礼します↘ >
もし検証委の前段が正しければ「そもそも選手から理事らに対する糾弾の声が起きないはず」です。
その結果は「理事は総辞職」とは論理矛盾でしょう!
仮に後段が正しければ「ガバナンスなんて無きに等しかった」という事です。
この結論には、ツイッターその他で「選手の声が取り上げられてない!」と鋭い反応が伝えられています。
3度にわたる聞き取りの結果、余りに野蛮なと言うか杜撰な協会運営(大会へ選手より多い役員の帯同、選手強化費は協会が懐にし、選手から別途合宿費徴収等)、税金から出たお金はどこへ行ったのでしょう??
個人の金も協会に出ているから? 協会の金も個人へ? そういうのをどんぶり勘定と言います!
検証委としては「問題の深か堀りをしたくないから、全員理事退任と引き換えに過去は不問」とする江戸幕府の「家老は責任を取り切腹、役職取り上げの上、
一族にお咎めは無し」との真にできたお裁きに似ています!!
新しい理事10名には早くも有名人の名前が挙がっています。
でも直近の不祥事さえ明らかにされていないのに「どうやって風通しを良くしたり選手ファーストの組織に立て直すのでしょう?」
自分の頭のハエを追う事に専念される方が東京五輪の為と思えてしまいます。
そこでもう一度、考えました。
打突蹴のある格闘技は「空手、拳法」がすぐ浮かびますがテコンドーは最近ですよね! 
うろ覚えですが1988年 ソウル五輪を契機に猛烈な韓国の盛り上げ?後押しでオリンピック競技になってきた新顔です。
選手は一所懸命でしょうが全日本テコンドー協会がどう再生するのか? 生ぬるい目で見守っています。新しい理事さん 頑張って下さい!

写真:会見での金原会長

デイリースポーツ:
強化方針などを巡り選手と対立する全日本テコンドー協会の一連の問題を調査する外部有識者による検証委員会が27日、都内で金原昇会長への最後のヒアリングを行い、金原会長に再任しないこと通告した。金原会長も受諾した。08年から16年、一度退任を経て、17年から現在まで、約10年間続いた金原体制は、ついに終焉を迎えることになった。

 検証委の境田委員長は、調査の結果として「ガバナンスの問題はない。金原会長はしっかりとした運営をされてきた」としつつ、「これだけ問題が大きくなり、注目されてしまった。テコンドーの発展の妨げになる」と混乱収拾のために、金原会長ら理事全員を再任しないことに決めたことを発表した。混乱の原因としては、協会の資金難を挙げ「お金のない団体で、理事にしても手弁当のみならず、交通費も自己負担している状況。会長も私財を投じて、運営を無理してやってこられた。そういう歪みがいろんなところに出てきた」とマイナー競技団体の運営の難しさを指摘。その上で「ナショナルコーチ制度も、練習拠点を岐阜羽島にすることもそれ自体は問題はない。人材ともう少し予算があれば…。歯車がかみ合わない中で選手の不満がたまっていった」と、結論づけた。

 境田委員長と並んで会見した金原会長は「異論は一切ない。皆さんはご興味があると思うが、私が再任するしないは小さな問題。協会をよくするためのテーマ。1つの節目として、長である私が退かないといけないと思っていた。境田先生にお願いをした時から決めていた。テコンドーの未来が開けてきた。清々しい気持ちだ」と話し、「しこりは一切私の中にはございません」と、話した。

 ガバナンスは問題ないとされた中でも、選手と対立し、五輪を翌年に控える中で混乱を招いた。その点については「さらなる勉強が必要だと感じた。協会内では人間関係などもいろいろある。お互いを尊重する気持ちが足りなかった。心のガバナンスが足りなかったと反省している。子犬がキャンキャン鳴くのは可愛いじゃないですか。仲間としてもっと意見を聞くべきだった」と、反省した。

 今後のテコンドー競技との関わりについては「私のできる限りの協力をしていきたい」。会社経営者としてスポンサーなどでバックアップすることを誓った。最後には「これでちょっと楽になるかな。東京にくる機会も少なくなるし」と、ちょっぴり寂しそうに天を見上げた金原会長。最後は胸を張って会場を後にした。(引用終わり)
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「包丁持った男が来てる」高津区役所で男性職員刺される

2019-11-29 08:37:18 | 社会
昨日28日午後4時過ぎ川崎の高津区役所で職員が刃物を持った男に襲われ腕に怪我をしました。男は職員数名に抑えられ御用!
速報はそこまで出でしたが、
高津区役所全景です。 (ネットより)

他の情報と合わせると:
区役所4階の生活保護の支給などを担当する窓口で職員(60)を呼び出し包丁で襲ったのは同区、無職の男(28)で殺人未遂と公務執行妨害容疑で現行犯逮捕となりました。
男は「殺すつもりだった」と容疑を認めているとの事です。
恐怖 >
この男は2時間ほど前にも窓口を訪れ男性職員らと話をしていたとあります。
怪我をした男性は命に別状ないとの事。
公務員で生活保護の支給に関する仕事をしているとこの手の人間を扱わねばいけませんから怖いですよね!
28歳と言えばまだ体力が有りますし、そいつが刃物を振るったら場合によっては命の危険が有ります。
精神科に通っていたとの情報も有りますが、この年なら働いていないと困りますよ。無職ゆえの精神科通いか?精神科通いが先で無職になったか?
何だかややこしそうです。結果的には大惨事にはなりませんでしたが、次の事件に繋がらないような監視というか見守りが必要そうですね。

写真:高津区役所 入口(ネットより)

神奈川新聞:
28日午後4時5分ごろ、高津区役所の職員から「4階に包丁を持った男が来ている。1人が刺され、けがをしている」と、110番通報があった。高津署員が駆けつけたところ、60代の男性職員が左腕を刺されており、病院に搬送された。

 男は職員らに取り押さえられ、署は同日、殺人未遂と公務執行妨害の疑いで、20代の男を現行犯逮捕した。容疑を認めているという。
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