王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

コロナ治療薬「特例的承認」に懸念日本医師会有識者会議が声明

2020-05-20 09:36:35 | 新型コロナウイルス
昨日19日午後辺りから「アピガンが期待された臨床研究で明確な有効性が示されていない事が判った」と複数の関係者が共同通信に明らかにしたそうです。
がががーーーん!
複数の関係者とはどんな方たちか?と思い19日前後の報道をあれこれ探すと、これ「日本医師会の有識者会議」が18日「科学を軽視した判断は国民の健康に取って害悪」として、適切な臨床試験を経て承認の手続きを進める様」声明を公表しています。 「アビガン」を念頭に置いての発言とされています。

一般論で、火急の場合に「拙速」をとるか「巧遅」を取るかだろうと思います。

さて、この見解を受けて安倍首相と加藤厚労相はどう対処しますかね?
クドカン、石田純一そして赤江珠緒さんはとても良く効いたとお聞きしましたが?

写真:アピガン錠剤

毎日新聞:
 新型コロナウイルス感染症の治療薬について、日本医師会の有識者会議(座長=永井良三・自治医科大学長)は18日、「科学を軽視した判断は最終的に国民の健康にとって害悪」だとして、適切な臨床試験を経て承認の手続きを進めるよう求める声明を公表した。国が早期承認を目指す新型インフルエンザ治療薬「アビガン」を念頭に、拙速に特例的な承認を行うべきではないと提言した。
 声明は、科学的根拠の不十分な候補薬について「有事だから良い、ということには断じてならない」と指摘。自然に回復する患者も多いため、症例数の多い臨床試験が必要だとした。妊娠中の女性が服用して胎児に重い先天異常を引き起こしたかつてのサリドマイド薬害も引き合いに「数々の薬害事件を忘れてはならない」と強い懸念を示した。
 有識者会議のメンバーで、国立国際医療研究センターの國土典宏理事長は「既存薬ならば、データがそろうまで適応外使用も可能だ。一度承認されれば有効性の検証は難しくなる」と警鐘を鳴らす。
 安倍晋三首相はアビガンについて「今月中の承認を目指す」と言及。厚生労働省は、公的な研究で有効性や安全性が確認された場合、通常は申請時に求められる臨床試験の結果提出を承認後に後回しにできるとの通知を出している。【小鍜冶孝志】
(引用終わり)
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日経平均前営業日比21円高で寄りつき

2020-05-20 09:13:16 | 為替 ドル 株式
20日の日経平均は4日続伸し、前日比161円70銭(0.79%)高の2万0595円15銭で終えました。

米中貿易摩擦への過度な懸念が和らいだことを背景に米株価先物指数が上昇。リスク許容度を高めた短期筋による買いが断続的に入った。新型コロナウイルスの感染拡大で停滞していた経済活動の再開への期待も、買い安心感につながったと見られます。 とはいえ、後場に入り一時150円を超える下げを見せ、大引けにかけて回復しましたから神経質な動きです。

20日の日経平均前場の終値は、前日比151.19円高の20584.64円で引けました。
引き続き後場を追ってみます。

ここから本文
20日の日経平均株価は前営業日比、ここをクリック⇒21円04銭高の2万0454円49銭で寄りつきました。 

新型コロナウイルスの感染拡大からの経済活動の再開への期待感から買いが優勢だ。一方、米バイオ製薬のモデルナが開発中の新型コロナワクチンを巡る不透明感から、19日の米ダウ工業株30種平均が大幅に下落した。投資家の慎重姿勢が強まり、利益確定の売りに押され上げ幅は限られている。 
まあ、昨日の日経平均はNYの上りを受けて単純に上がりませんでした。 国内要因だけで上がるほど明確な材料にも欠けますね。
前場の終値と後場を見守りたいと思います。

日テレ24:
20日の日経平均株価は、前営業日比21円04銭高の2万0454円49銭で寄りつきました。
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路線バスで初のコロナ破綻、埼玉乗客急減、民事再生法の適用申請

2020-05-20 09:08:16 | 経済
19日に判った事ですが埼玉県下の上尾市や北本市を中心に路線バス事業を営んでいた丸健自動車が「民事再生法の適用をさいたま地裁に申請」したと発表しました。 路線バス会社で新型コロナウイルス流行による路線バスの破綻は初めてと有りますが、限られた地区での運航で有り元々売上難で苦しんでいた様です。
地域の方にとっては、買い物や仕事への足が無くなりますから、白馬の王子様が見つかると良いですね。

写真:けんちゃんバス(丸健自動車 HPより)

共同通信:
路線バス事業を営む丸建自動車(埼玉県上尾市)は19日、民事再生法の適用をさいたま地裁に申請したと発表した。15日付。東京商工リサーチなどによると、新型コロナウイルス流行による乗客の急減が響き、資金繰りに行き詰まった。新型コロナに絡む路線バス会社の破綻は初めて。運行を続けながらスポンサーを募り、再建を目指すとしている。
 負債総額は約5億円という。丸建自動車は1988年の設立で、観光バスや福祉タクシーなども手掛ける。車両への投資負担などで財務状態が悪化。経費削減を進め、事業を続ける中、新型コロナが追い打ちを掛けた。(引用終わり)
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19日の米国市場ダイジェスト:NYダウ390ドル安、ウイルスワクチンへの期待が後退

2020-05-20 08:48:09 | 為替 ドル 株式
19日NY(現地時間ー東京の13時間遅れ-東京20日早朝4時に閉まった)証券取引所のダウ平均は前日比、ここをクリック⇒390.51円安の2万4206.8686ドルで引けました。
前日の上げの理由に「ウイルスワクチンへの期待が大きかった」のですが、今日はどうワクチンに対する懐疑的な報道が嫌気され引けにかけて急落したと解説されています。
素人目にも「確定しない情報に縋りつき一進一退の売り買いになりVolitilityの高い(移り気な)様相を呈しています。
20日朝一の日経平均には悪材料に思えます。
別記事で追ってみます。

FISCO:
■NY株式:NYダウ390ドル安、ウイルスワクチンへの期待が後退
米国株式相場は反落。ダウ平均は390.51ドル安の24206.86ドル、ナスダックは49.72ポイント安の9185.11ポイントで取引を終了した。前日の大幅上昇を受けた利益確定売りで、下落して寄り付いたものの、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が上院銀行委員会での証言で追加措置の可能性を示唆したほかムニューシン米財務長官が中間層対象の減税の可能性に言及したことが好感され、前日終値を挟んでもみ合う展開となった。しかし、引けにかけてはモデルナ(MRNA)が開発中のウイルスワクチンへの懐疑的な報道が嫌気され急落した。セクター別では、銀行、エネルギーが大きく下げた一方で、メディア・娯楽の下げは最小にとどまった。

小売り大手のウォールマート(WMT)は、決算が好感され上昇して寄り付いたが、その後利食いに押された。ホームセンターのホームデポ(HD)は、第1四半期決算でウイルス対策のコストが嵩み、利益が予想を下回ったことが嫌気され下落した。バイオ製薬のモデルナ(MRNA)は、12億5000万ドル(約1340億円)規模の公募増資を発表したほか、一部メディアが同社開発中の新型コロナウイルス向けワクチンの有効性を判断するにはデータが不十分と報じ急落した。一方で、ソーシャルネットワークのフェイスブック(FB)は、中小企業向けのショッピングサイトを立ち上げたと発表し上昇した。(以下省略)
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