王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

米脱退、WHOに打撃「中国寄り」加速する恐れも

2020-05-31 10:43:03 | 新型コロナウイルス
30日米国のトランプ大統領が「WHOを脱退する」と表明しました。
資金の最大拠出国(約480億円)の支援を失うことになりそうです。

別途な組織を作るのか? 資金ストップという目に見える形で変革を求めるのか? わかりません! 米国での感染拡大反らしとの冷たい見方もあります。
一方、台湾は新組織ができれば、そちらに参加したいと発言しています。
米のWHO脱退と”香港の一国二制度のなし崩し的廃止”に対する米国の優遇制度の廃止は神の裏と表の関係のようです。

29日8現地時間)のNYダウ平均はポンぺオ国務長官による”香港優遇制度の廃止”が口で言うほど強烈ではなかったとの安心感から一時300ドルを超えたダウ平均の下げも小幅反落で済みました。
とはいえ、香港を何が何でも締め上げれば、米国の投資家も困るわけで、米中ともに悩ましい問題ではあるわけです。

どこまで本気で取り組むのか? 冷めた目で見守らないといけなさそうです。
当面香港で”一国二制度”を続けさせようとする若者たちには辛い時期になりそうです。

産経新聞:
【ロンドン=板東和正】世界保健機関(WHO)の最大拠出国である米国が脱退すれば、新型コロナウイルスへの世界的な対応に影響を与えることが予想される。WHOは今後、財政的支援に積極的な姿勢を見せる中国を頼る可能性があり、「中国寄り」がさらに進むことも懸念されている。
 米国の脱退は、年間4億5千万ドル(約480億円)規模とされる拠出金をWHOが永久に失うことを意味する。世界最大の新型コロナの感染国である米国との情報共有が滞る恐れがあり、感染症の英専門家は「新型コロナの流行を食い止めるために必要な資金や国際協調に致命的な打撃を与える」と危機感を示す。
 WHOのテドロス事務局長は、トランプ米大統領からWHOの改革が進まなければ脱退も検討するとした18日付の書簡を受け取っていたが、対応策を示してこなかった。米国の警告に即座に対応しないテドロス氏にトランプ氏が業を煮やしたとみられる。
 WHOは今後、不足資金の穴埋めを他の加盟国と協議する見通しだ。中国の習近平国家主席は「国際社会にWHOへの財政的支援を強化することを求める」と強調しており、WHOは中国に資金拠出を求める可能性がある。今月開催されたWHO総会は、新型コロナをめぐるWHOの対応について独立した検証を求める決議を採択したが、検証作業は進んでいない。「中国寄り」と批判されるWHOの対応が見直されないまま、中国依存が進行する恐れもある。(引用終わり)
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