19日大相撲の横綱審議会の定例会が都内で行われと報じられました。18日に優勝した白鵬については、ここをクリック⇒結びの一番、照ノ富士戦のかち上げと張り手、勝利後の雄たけび等について、元横綱の北の富士関や元小結舞の海関が厳しい批判をしたほか多くの相撲ファンも同様の感じを持ったようでした。しかし格闘技だと割り切れば、別に反則ではない様ですので問題はなさそうです。しかし横綱としての「品 或いは品格」を持ち出されると格闘技と呼ぶより伝統芸能の範疇で、そこに焦点を当てれば「その前日の仕切り線を大きく下がっての仕切り」も横綱がそういうことをやるかと言われても仕方ないかもしれません。
さて横綱審議会も年月を重ねるうちに相撲協会の贔屓の旦那衆の後援会だったものが、時代と共にガバナンスを問われ協会による横綱の昇進に同意を与えたり、さらには「品格」に悖る者には程度に応じて処分を決議する事になりましたが、即効果では無く協会の理事長がそれを実行するかしないかが焦点なのだろうと思います。今回も「品がない」ので八角理事長が厳重注意をするようですが、それでも「品が悪ければ、例えば引退だよ」とか言って聞かせないと治らないのでないか? と思います。はて、どんな手を八角理事長は打つのでしょう?
名古屋屋場所千秋楽、立ち合いで白鵬(左)のかち上げを食らう照ノ富士(2021年7月18日撮影
日刊スポーツ:
大相撲の横綱審議委員会(横審)の定例会が19日、都内で開かれた。18日に幕を閉じた名古屋場所では、6場所連続休場明けの横綱横綱白鵬が全勝優勝を果たした。進退を懸けた場所での復活優勝となったが、横審の委員らからは横綱の品格について批判の声が集まった。
都倉俊一委員は「白鵬に対しては勝てばいいものではないと。横綱の持っている美学みたいなものを期待した」とコメント。白鵬は14日目の大関正代戦で仕切り線から大きく下がって立ち合い、張り手を連発。千秋楽の照ノ富士戦では、肘打ちともとれる右エルボーを浴びせ、勝った際には土俵上で派手にガッツポーズしていた。
それらに対して、各委員らからは批判の声が相次いだ。都倉委員は「確かに全勝優勝は立派なもの。ただ、日本の国技でもある相撲はそれだけではないということを、どうやったらわかってもらえるだろうか」と頭を悩ませた。また「結局、相撲というのは何か。国技というのは何か、ということを本当は親方、師匠が教えなければいけない。理事長が白鵬を呼んで厳重注意をするということです」と今後、八角理事長(元横綱北勝海)が白鵬に厳重注意をするという。
山内昌之委員は「13日目までは、休場していた中で何とか必死さやひたむきさがある部分があった」とするも「でも14(日目)、15(千秋楽)はもうあり得ない。ほとんど最低のレベルの相撲。横綱としては特に。私は名古屋場所、千秋楽を正面で見ていたのですが、あの音もそうですが、終わった後のガッツポーズとか雄たけびとか鬼の表情とか。あれはなんだい。全然問題外でしょ。なにも語ることはないですよ。横審の全員が厳しい意見でしたよ。問題外というか、もっと厳しい意見も出ましたよ」と厳しい言葉を並べた。
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