昨日27日夜23時前のロイターの配信です。
ロシアのプーチン大統領は「前日攻撃の停止を命じてウクライナ首脳との話し合いを探って居た様ですが、妥協に至らず軍事作戦の再開を命じた」と報じています。
それを読むと,ここをクリック⇒同日米軍の高官が「ロシアのウクライナへの侵攻は思うほど捗っていない」との報道も、そうなんかも知れないという気もします。 首都キエフへのベラルーシからの侵攻ですが、国境からわずか90キロと聞きますから、電子戦で軍の命令系統を混乱させた後、ミサイルで首都圏の防衛施設を破壊した後ですから、48時間くらいあれば戦車部隊を先頭にキエフ市中心部が望める要衝へ突入できてなければ電撃作戦は成功と呼べないでしょう!
まあ、現政権の交代と軍部の反乱を誘うにしても、圧倒的勢力の違いを見せつけなければ効果が有りません。
「米国情報筋の”ロシアの侵攻ははかばかしくない”とは他人行儀な発言ですが、戦闘が激化するか、ウクライナ政権が崩壊するかはまだ判りません」。
ドイツ首相が「武器の供与も考える」と発言していますが、空港を制圧されている国にどうやって「対空ミサイル等携行火器にしても供給するのでしょう?」。気の毒なのはウクライナの市民で、国境を超えられた人はポーランドやモルドバに出られた人も居るようですが何と2万人にもなるそうです。一方キエフ市内で地下鉄駅や防空壕に避難している人も大勢いる様で、その様子を映像で見ると、市内での略奪や放火は起きていない様で治安は維持されているようにも見えます。
今朝も「サンモ二」を見ていましたが、バイデン大統領がプーチン大統領との種の会談で「武力介入をしない」との姿勢を隠さなかった事が、プーチン大統領の「ウクライナ軍事進攻の決断を促した」様ですから、米国大統領の責任は重そうです。どうなりますかね? 冷めた目でバイデン大統領の対応を見て行きたいと思います。
写真:ロシア大統領府の報道官は、ウクライナでの軍事作戦を26日再開したと明らかにした。ウクライナとの協議を期待してプーチン大統領は前日、攻撃停止を命じていたが、交渉は実現しなかったという。破壊された車両、キエフで26日撮影。(2022年 ロイター/Valentyn Ogirenko)
ロイター:
[モスクワ/キエフ 26日 ロイター] - ロシア大統領府の報道官は、ウクライナでの軍事作戦を26日再開したと明らかにした。ウクライナとの協議を期待してプーチン大統領は前日、攻撃停止を命じていたが、交渉は実現しなかったという。
ペスコフ報道官は、西側諸国の制裁は予測していたものであり、経済への影響を最小限に抑える措置を講じていると語った。
一方、ウクライナ大統領府のポドリャク顧問はロイターに対し、ロシアとの停戦協議を拒否していないとし、ロシアからの非現実的な協議条件を突きつけられていると述べた。
同顧問は、ロシアの攻撃が拡大したのは昨日で、夜にかけて大規模ミサイル攻撃があったと指摘。「ウクライナを破壊する意図で、断固受け入れられない条件を飲ませるための行為と考えている」と述べた。
(引用終わり)
キエフ市は夜間外出禁止令を拡大し、26日の午後5時から28日朝までとした。