更地のアゾフスタリ周辺〈ネットより)
今日は更に事態が切迫している様です。マリウポリ市のアゾフスタリ製鉄所の要塞も両軍の発表によると「最後の瞬間」が近いようです。まず20日午後3時頃(現地時間)ウクライナ副首相が「人道回廊開設に合意」としましたが同日遅く「人道回廊はロシア軍の砲撃によって機能しなかった」そうです。
また別情報では「ロシア軍がアゾフスタリ製鉄所にバンカーバスター(地下防空壕用の遅発信管付き大型爆弾)を使用」との情報があります。
また攻撃側のチェチェン共和国の首長が21日昼(現地時間)までに同所を制圧する」と発言する一方、ウクライナ側の守備隊第36独立海軍歩兵旅団長が「もって数時間とは言わないが数日だろう」話をして「兵と民間人の(ロシア軍でない)第三者への移送を求めた」とあります。更にウクライナ大統領府の高官が「条件なしでマリウポリ市に閉じ込められた平時と民間人の退避に交渉の用意がある」と発言したそうです。
ロシア軍にすれば「化学兵器と戦術核を使わずマリウポリ市を占領」するわけで、安い交渉と思いますがさてロシア首脳の判断はどうでしょうか?
写真:フィンランドの首都ヘルシンキで行われたデモで、ウクライナの南東部マリウポリで亡くなった子どもたちを追悼し、地面に置かれたろうそくや子ども用の靴(2022年4月10日撮影、資料写真)。(c)Jussi Nukari / Lehtikuva / AFP
AFP=時事:
【AFP=時事】ウクライナ政府によると、ロシア軍に包囲されている南東部マリウポリで20日、「人道回廊」を通じて市民を避難させる試みが、ロシア軍の砲撃によりまた失敗に終わった。
イリーナ・ベレシチューク副首相はメッセージアプリのテレグラムに、「残念ながら、きょうのマリウポリからの人道回廊は計画通りに機能しなかった」と投稿。ロシア軍が現地の部隊を統率できず、避難に必要な一時的停戦を順守しなかったと非難した。 【翻訳編集】AFPBB News
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