昨日5日昼前後、ウクライナから避難民を乗せた政府専用機が羽田空港に到着しました。男女子供を含めて20名になったそうです。
林外相を岸田首相の特使として、今月2日からポーランドを訪れ、避難民の滞在施設の視察や政府要人との会談を行うなどして、日本での受け入れや支援に対するニーズを探りました。
ロシア軍のキーフ周辺からの撤退と追いかけるようにブチャ周辺での民間人虐殺が報じられたときでしたから、人道支援としては結構な話と思いましたが、いろいろの事情が有るにせよ20人とは些か少なく形ばかり、行き届かない点が有ったのかも知れません。
避難民は政府専用機の予備機だそうで、戦地付近に特使が出向くには、予備機の手配が当然の事なのか? 避難民が多数、一機では乗り切れないとの情報でも有ったのか? 判りません。昨年夏の米軍のアフガン撤退の際も、救出の日本機には、これも事情は有った様ですが、乗れた現地人はいなかった様です。
避難民との一般用語に関し、国外に出たいとの要望は有るが、日本に来たいのか? 日本側が空港までの脱出回廊を用意できているのか? 日本側の受け入れ条件に合わないのか? いろいろ問題がある様です。
避難民の問題はこれで片付く訳ではないので、しっかり地方自治体や企業と共に検討してゆく必要が有りそうです。
欧米諸国では、ロシア外交官の追放、輸入禁止リストの強化、投資の禁止等 民間人虐待が判って以降、制裁を強めていますが、岸田政権は、その立場を曖昧にしている様に見えます。そして金融緩和策の継続で異常な円安が続き、輸入品コストの上昇に加え円安が庶民の台所を直撃し始めています。国内の高齢婦女子はここ2年数か月の新型コロナ禍で生活困窮者が増えていると伝えられています。金融政策、エネルギー政策、コロナ対策などの見直しも必要に思えます。
世界中の組織がゼレンスキー大統領により、その在り方の見直しを問われている時です。岸田政権のかじ取りを期待します。
写真:ウクライナから羽田空港に着いた政府特別機
NHK:
ウクライナからの避難民20人を乗せた政府専用機は、5日午前、日本に到着しました。
政府は、自治体や企業などとも連携しながら、避難してきた人たちをきめ細かく支援していく方針です。
ウクライナからの避難民への支援をめぐっては、林外務大臣が、岸田総理大臣の特使として今月2日からポーランドを訪れ、避難民の滞在施設の視察や政府要人との会談を行うなどして、日本での受け入れや支援に対するニーズを探りました。
その結果、日本への避難を希望しているものの、自力で渡航手段を確保することが困難な20人について、人道的な観点から、林大臣の帰国に合わせて政府専用機の予備機に乗せ、日本時間の4日夜、現地を出発しました。
そして、林大臣ら政府関係者が乗った政府専用機が、5日午前11時前に羽田空港に帰国したのに続いて、避難民を乗せた予備機も午前11時半すぎに到着しました。
今後、避難民は、検疫や入国手続きを経て、国内の滞在先に移動するなどし、速やかに受け入れが進められることになります。
政府は、今回入国する20人も含め、国内で受け入れるすべての避難民に対し、自治体や企業などとも連携しながら、きめ細かな支援を行いたい考えです。
(以下省略)