王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

1日 ウクライナ、ロシア西部の燃料施設攻撃を否定

2022-04-02 09:57:56 | ロシア関連
ロシア西部ベルゴロド州のグラドコフ知事は1日、通信アプリ「テレグラム」で、ウクライナのヘリ2機が州都ベルゴロドの燃料貯蔵庫を攻撃したと主張したと報じられました。この発表のすぐあとウクライナの高官は「攻撃を確認も否定もしない」と発言してましたが、その後ウクライナ国家安全保障・国防会議のダニーロフ書記は1日、ウクライナはロシア西部べロゴロドの燃料貯蔵施設を攻撃していないと述べたと報じられました。目下真実はどちらにあるか判りません。しかし素人考えでは、ここをクリック⇒マリウポリ市の民間人救出の為、人道回廊開設をロシア軍と交渉しているウクライナ軍がロシア領に攻撃を加えロシア軍との交戦地区をロシア領内に拡大する利点を感じません。
むしろ、この攻撃をネタにウクライナとの「停戦協定を望まないロシア側の勢力が工作したのでないか?」とも思えます。この攻撃を理由に、人道回廊開設も立ち消え、マリウポリ市の攻撃の為、資材の集積と兵力の再配置には願っても無い時間稼ぎになります。いよいよ化学兵器と戦術核兵器の使用にロシア軍が手を掛けるかどうかが心配な局面に成りそうです。

写真:ベルゴロドはハリコフの右上〈時事通信より)

ロイター:
[リビウ 1日 ロイター] - ウクライナ国家安全保障・国防会議のダニーロフ書記は1日、ウクライナはロシア西部べロゴロドの燃料貯蔵施設を攻撃していないと述べた。

ロシア国防省は、ウクライナのヘリコプター2機が低高度で飛行しながらロシア領内に入り、国境から約35キロの地点にあるベルゴロドの燃料貯蔵庫を攻撃したとしている。

これについてダニーロフ書記はウクライナ国営テレビで、「ロシアは何らかの理由でウクライナが攻撃したとしているが、われわれの情報に基づくと現実と一致しない」と述べた。

べロゴロドはロシア軍の重要な兵たん拠点の一つ。ロシアは今回の攻撃でウクライナとの和平交渉に影響が及ぶ可能性があるとしている。

ロシア大統領府のペスコフ府報道官は、この件に関してプーチン大統領に報告されたとし、「交渉継続に快適な条件だと受け止めることはできない」と述べた。

攻撃を受けたとされる燃料貯蔵施設はロシア石油大手ロスネフチが保有。ロシア国防省は同施設は軍事用に使用されていないとしている。 
(引用終わり)
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31日 マリウポリなどから避難続く、「ロシア軍が人道支援物資を没収」とウクライナ閣僚

2022-04-02 09:06:34 | ロシア関連
4月の2日ですが肌寒いです。TVニュースでは3月上旬の気温と言ってました。朝起きてスマホのニュースでマウリポリ市での人道回廊が開かれたかどうか確認しましたが、BBCによれば1日の脱出は「赤十字国際委員会の手配はロシア軍により阻まれ、再調整」だそうです。
一方、以下の参考記事にある様にCNNが「31日にマウリポリ周辺から自分の車で1458人が同日南東部」サポリージャに到着した」と報じてますが、ウクライナ大統領府も31日45台のバスがマリウポリに向かう予定がロシア軍に阻止されている」と発言していますので、31日の脱出の話と、1日の人道回廊開設の話は別の様です。残念 ⤵ ⤵ ⤵
さてまだ14,5万人残っている人の内、何人が非戦闘員の老人、婦人と子供なのか判りませんが、ざっと3分のⅠが該当するとして1回当たり2000人程度では5シャトルで1万人 25シャトルしないと救出できませんからロシア軍がそれを認めるとも思われません。救出に出向いたバスに乗せた「飲料水、食料や医薬品等14トンはロシア軍に没収された」との情報もあります。
少し時間が経てば、事実が判って来るかと思いますが、ロシア軍にすればマリウポリ市の制圧は南部クリミヤ半島と東北部ドンバス地域を結ぶための要衝で、休戦交渉中に制圧しなければ「ロシアの領土だ!」と主張できませんからまもなく本格的攻撃が行われるでしょうし、ウクライナ軍もそれを覚悟で策を練っているでしょうから最後は壮絶な市街戦に成りそうです。
巻き込まれる市民緒皆さんの被害が少ない事を願います。

CNN:
(CNN) ウクライナ閣僚のイリーナ・ベレシチューク氏は3月31日、ロシア軍に包囲されたマリウポリなど主要都市の住民の避難状況について、1458人が同日、自分の車で南東部ザポリージャに到着したと語った。このうち631人はマリウポリから、残る827人はザポリージャ地域のベルジャンスクやエネルホダルなどから来たとしている。
1日朝10時(日本時間)の報道です。
31日にはバス45台がマリウポリを経由してベルジャンスクに向かっているが、ロシア軍に止められてベルジャンスクに入れないとベレシチューク氏は説明した。
ベレシチューク氏によると、ベルジャンスクからは600人がバスに乗り、4月1日朝にザポリージャへ向けて出発する予定。30台以上のバスがベルジャンスク市の入り口で待機しており、マリウポリを経由してベルジャンスクにいったん戻り、その後ザポリージャに住民を送り届けることになっているという。
31日には人道援助物資を積んだバス12台がメリトポリに向かったが、そのバスに積まれていた食料や医薬品など14トンが、ロシア軍に没収されたとベレシチューク氏は訴えている。
これは合意に基づく避難回廊であり、赤十字が回廊の確保を保証するとベレシチューク氏は説明。「我々はバスを返還させ、そのバスを使って明日、メリトポリの住民を避難させるために、交渉を行っている」と述べ、「民間の車50台と子どもたちを乗せたバス1台が今日、エネルホダルを出発し、検問所を全て通過してザポリージャに到着した」「明日も引き続き、マリウポリのための避難回廊を要求する」と話している。
ロシア国防省は31日、フランスとドイツの求めに応じ、マリウポリからザポリージャへの避難回廊を再び4月1日に開通させると説明した。
(引用終わり)
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