ロシア西部ベルゴロド州のグラドコフ知事は1日、通信アプリ「テレグラム」で、ウクライナのヘリ2機が州都ベルゴロドの燃料貯蔵庫を攻撃したと主張したと報じられました。この発表のすぐあとウクライナの高官は「攻撃を確認も否定もしない」と発言してましたが、その後ウクライナ国家安全保障・国防会議のダニーロフ書記は1日、ウクライナはロシア西部べロゴロドの燃料貯蔵施設を攻撃していないと述べたと報じられました。目下真実はどちらにあるか判りません。しかし素人考えでは、ここをクリック⇒マリウポリ市の民間人救出の為、人道回廊開設をロシア軍と交渉しているウクライナ軍がロシア領に攻撃を加えロシア軍との交戦地区をロシア領内に拡大する利点を感じません。
むしろ、この攻撃をネタにウクライナとの「停戦協定を望まないロシア側の勢力が工作したのでないか?」とも思えます。この攻撃を理由に、人道回廊開設も立ち消え、マリウポリ市の攻撃の為、資材の集積と兵力の再配置には願っても無い時間稼ぎになります。いよいよ化学兵器と戦術核兵器の使用にロシア軍が手を掛けるかどうかが心配な局面に成りそうです。
写真:ベルゴロドはハリコフの右上〈時事通信より)
ロイター:
[リビウ 1日 ロイター] - ウクライナ国家安全保障・国防会議のダニーロフ書記は1日、ウクライナはロシア西部べロゴロドの燃料貯蔵施設を攻撃していないと述べた。
ロシア国防省は、ウクライナのヘリコプター2機が低高度で飛行しながらロシア領内に入り、国境から約35キロの地点にあるベルゴロドの燃料貯蔵庫を攻撃したとしている。
これについてダニーロフ書記はウクライナ国営テレビで、「ロシアは何らかの理由でウクライナが攻撃したとしているが、われわれの情報に基づくと現実と一致しない」と述べた。
べロゴロドはロシア軍の重要な兵たん拠点の一つ。ロシアは今回の攻撃でウクライナとの和平交渉に影響が及ぶ可能性があるとしている。
ロシア大統領府のペスコフ府報道官は、この件に関してプーチン大統領に報告されたとし、「交渉継続に快適な条件だと受け止めることはできない」と述べた。
攻撃を受けたとされる燃料貯蔵施設はロシア石油大手ロスネフチが保有。ロシア国防省は同施設は軍事用に使用されていないとしている。
ロシア国防省は、ウクライナのヘリコプター2機が低高度で飛行しながらロシア領内に入り、国境から約35キロの地点にあるベルゴロドの燃料貯蔵庫を攻撃したとしている。
これについてダニーロフ書記はウクライナ国営テレビで、「ロシアは何らかの理由でウクライナが攻撃したとしているが、われわれの情報に基づくと現実と一致しない」と述べた。
べロゴロドはロシア軍の重要な兵たん拠点の一つ。ロシアは今回の攻撃でウクライナとの和平交渉に影響が及ぶ可能性があるとしている。
ロシア大統領府のペスコフ府報道官は、この件に関してプーチン大統領に報告されたとし、「交渉継続に快適な条件だと受け止めることはできない」と述べた。
攻撃を受けたとされる燃料貯蔵施設はロシア石油大手ロスネフチが保有。ロシア国防省は同施設は軍事用に使用されていないとしている。
(引用終わり)