この会社TVのCMで「とんとんとんとん日野2トン」と長い事繰り返していたのがこの車と22日日野自動車の小木曽聡社長が発表した「エンジン試験データの不正問題で、小型トラック向けのエンジンでも新たに不正が判明した」結果、対象のエンジンを搭載する小型トラック「日野デュトロ」の出荷を即日停止した車の関係はどうなのでしょかね?
日野の2トン 〈ネットより)
日野デュトロ 3トンダンプカー〈ネットより)
正解は?? どちらも検査不正のエンジンを積んでいる? どうなのでしょう?
業界紙をググると自動車メーカーの排ガス検査規制違反や完成検査不正、不適合などは業界として2003年頃から問題になりながら、是正されないで繰り返されてきたようです。今回も3月に発覚した不正問題を受け、すでに大型・中型トラックの出荷を停止しており、国内向けのほぼ全てのバス・トラックが出荷停止となった件に上乗せされ出荷停止の様です。
売り上げが無くなってしまうと会社はやっていけませんよね???
車に限らず最近では三菱電機の検査不適合品の出荷とか、数年前には免振ゴムの不適合品の出荷とかいろいろある様です。
業界紙を見ると「みんなで渡れば怖くない」みたいな勢いで不正が改まらない所がある様です。「ものつくり精神が消えてしまった」と大手メーカーの没道義が非難されているようでも有ります。米国などのユーザーから「厳しい損害賠償の請求」等が有り外圧が無いと直せないのかも知れません。
まだ続きがあるかも知れません。
写真:新たに発覚した小型トラックのエンジン試験データ不正について、オンライン記者会見で説明する日野自動車の小木曽聡社長=2022年8月22日、ウェブ会議システム「Zoom(ズーム)」から
毎日新聞:
日野自動車は22日、エンジン試験データの不正問題で、小型トラック向けのエンジンでも新たに不正が判明したと発表した。日野自は対象のエンジンを搭載する小型トラック「日野デュトロ」の出荷を即日停止。3月に発覚した不正問題を受け、すでに大型・中型トラックの出荷を停止しており、国内向けのほぼ全てのバス・トラックが出荷停止となった。
国土交通省が3日から実施している日野自への立ち入り検査で発覚した。認証取得のための排ガス測定試験で、国交省が定めた測定回数を満たしていなかったという。日野自は「関連法規についての理解が不足していたことなどが原因」と説明した。一方、国交省は「引き続き立ち入り検査を実施し、その結果を踏まえて厳正に対応する」としている。
新たに不正が見つかったエンジンを搭載した「日野デュトロ」は2019年に発売した国内市場向けのモデルで、不正の対象台数は7万6694台(22年7月末時点)に上る。問題のエンジンは試験時にデータ不正はあったものの、国の排ガス規制値は上回っていないとして、リコール(回収・無償修理)は「現時点では検討していない」としている。
このエンジンは親会社であるトヨタ自動車の小型トラック「ダイナ」と「トヨエース」にも搭載され、トヨタによるとこれまで約1・9万台生産されていた。豊田章男社長は「新たな不正の発覚により、ステークホルダーの皆様の期待や信頼を、再度、大きく損なう事態に至ったことは、親会社としても、株主としても、極めて残念に思う」とコメントを出した。
一連のデータ不正を巡っては、日野自は3月、大型トラックなどでエンジン不正が見つかったと発表。弁護士らでつくる同社の特別調査委員会が8月2日に公表した調査報告書では、現在生産中のエンジン14機種のうち13機種で不正が判明し、小型トラック以外の出荷を停止していた。今回、全てのエンジンで不正が発覚したことになり、不正のあった車種の販売台数は計約64万台に拡大した。
日野自の国内生産の約6割が出荷停止となり、販売を継続するのはトヨタ製のエンジンを搭載する1・5トン車など他社製のエンジンを積む車両や小型電気自動車(EV)トラックのみとなる。オンラインで記者会見した小木曽聡社長は「特別調査や自社の検証結果を報告した後に、国交省からの指摘で追加の不正行為が判明したことは、重大かつ深刻で、弁解の余地がない」と陳謝した。【福富智、中島昭浩】
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