あきる野市に在住の小玉喜久代(こだまきくよ)被告(79) が夫の急逝を機に「生活に困窮」し、47歳の自閉症にして金遣いの荒い三男を「嘱託殺人」74歳の妹も「頼まれて殺害」とわずか半年の間に次々と殺人を犯した事件に関する裁判が2023年1月に始まったそうです。
殺す方も地獄、殺された方も地獄でした。
三男を殺したのは2021年4月。保釈に際し保証人となった妹の喜美子さん(74)宅に同居したのが2021年7月、それから2か月後に貴美子さんに頼まれ殺害の様です。喜代子さんは若いころから統合失調症で、同居後歩けなくなり老々介護に悲観して殺害を依頼した様です。
それを含めて裁判所がどう考えるかはこれからですがなんとも微妙ですね!
本当に不幸が一瞬に小玉さんに集まった様で行政の世話だけでは、対処しきれなかったのでしょうかね? 本当にお気の毒な一族です。
亡くなったお二人の冥福をお祈りします。
写真:「引きこもりの息子」と「高齢の妹」殺害 79歳の女が追い詰められた“浪費”と“老々介護”
TBS News DIG:
「殺してと言われたので…」法廷でこう述べた女の被告は79歳。白髪を後ろで一つに束ね、耳には補聴器をつけていた。本人からの依頼で47歳の三男を殺害した嘱託殺人の罪と、74歳の妹を殺害した罪に問われている。犯罪とは縁もなく過ごしてきた高齢の被告が、わずか半年の間に、なぜ実の息子と妹を次々と殺めてしまったのか。
法廷で取材を重ねると、夫の急死、引きこもりの息子によるネット通販の浪費、統合失調症を患っていた妹の体調悪化、それに伴う老々介護。被告が追い詰められていった4つの背景が見えてきた。
夫の急死 “引きこもり息子の浪費”が殺害引き金に
小玉喜久代(こだまきくよ)被告(79)は2021年4月、東京・あきる野市で同居する三男・昭さん(47)から依頼されて殺害した罪に問われている。統合失調症と糖尿病を患っていた昭さんは当時無職。通院や近所への買い物で外に出る以外、基本的には自宅でゲームなどをして過ごす、いわゆる引きこもりだった。長男と次男は自立し、夫婦と昭さんの3人で暮らす中で、小玉被告は昭さんの“金遣い”に頭を悩ませていた。昭さんは1か月あたり約6万5000円の障害年金を受け取っていたがほとんど使い果たしていた。
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