先週末の金曜日4日夜までには、フィリピン入国管理局に収容されているここをクリック⇒特殊詐欺犯4人組については「2人については帰国の目途が立ち残る2人の処遇は6日の裁判次第」となり、結論は今日以降のフィリピンの裁判を待たねばなりません。
そこでこの土日の休日、報道することが無く各紙は、地元警察による収容所の捜査後の状態とかマニラ市内の貧民窟を訪ねたルポなどを流してました。
残る2人の「渡辺と小島容疑者」の送還は今日の裁判如何ですが、予定調和で帰国便の席まで用意済みでしょうか? 判りません!
左はし目渡辺、右端小島容疑者(ネットより)
さて、収容所は賄賂が横行と言うか「地獄の沙汰も金次第」の様で金さえ払えば(月20万円で)収容所内でアイコン付きの個室使用が出来たそうです。フィリピン人の一般年収が50万円程とTVのインタビューで現地人が答えていました。金次第と言いながら驚愕の賄賂です。こればかりでなく所内で携帯電話使用を認めた事などを咎められ所長、職員や警備員ら36人が一掃されました。さすがに寛大すぎる処置だったのでしょうね!
特殊詐欺だけなら100億以上稼いでも死刑は有りませんが、今回は一連の殺人と強盗事件ですから主犯は死刑を免れないかも知れません。
送還後も事件の解明に加え、警察庁の送還の手緩さなど等国会で追及される経過も有り目が離せません。
写真:マニラ首都圏にあるフィリピン入国管理局の収容施設。暑さに対応するため、大量の氷が運び込まれていた=2023年2月5日午後3時57分、西村宏治撮影
朝日新聞デジタル:
フィリピンを拠点にした特殊詐欺事件に絡み、日本人容疑者4人が拘束されているマニラ首都圏の入国管理局の施設で5日、職員の退去が進んだ。フィリピン司法省が4日に職員全員を交代させると発表していた。同省は6日、4人の強制退去に向け、関係機関の詰めの協議に臨む。
施設では警察当局が1月末の捜索で、持ち込みが禁じられているスマートフォンや現金などを押収。レムリア司法相は4日のラジオ番組で、入所中の日本人容疑者らが特別扱いだったと語り、職員を買収した疑いがあると示唆していた。
施設では5日朝から、配置換えになった職員が荷物をまとめて退去し、新しい職員と交代する姿が見られた。一方で、訪れた入所者の家族らは大半が面会を断られた。入所者の妻だというフィリピン人女性は「これまではいつでも会えたが、職員に賄賂を要求されたこともある。交代は望ましい変化だ」と話した。
日本人の容疑者4人が施設内でルール違反の暮らしをしていたことが報じられたことで、フィリピンでは、ずさんな施設管理にメディアの注目が集まっている。
当局側は今回の事案の発覚後、すぐに国際手配されている容疑者らと、その他の入所者らを分けて管理し、容疑者らの警備を厳しくする対応に乗り出した。
さらに職員の不正についての調査も進めており、法律違反には厳しい態度で臨む方針だ。(マニラ=西村宏治)
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