2日夜(現地時間)イスラエル軍報道官は2日夜、イスラム組織ハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザの中心都市の北部ガザ市を包囲したと表明したと報じられました。
昨日昼、TV朝日の大下さんがゲストを招いて「イスラエル軍によるガザ地区空爆とその目的」についての番組を見ました。
ガザ市中地下には延長500キロに及ぶ地下トンネルが構築され(場所によっては)最深80メートルにもなるそうです。イラク軍はこの地下トンネルの出口に当たるビルをつぶす為、病院で有ろうと避難場所の使われている場所で有ろうと「砲爆撃により潰す」事を考えている様です。
軍事的優先後の高い「ハマス幹部を爆殺し、地下のの燃料や武器庫そして兵員をも破砕」する事を有効にするため、パレスチナ人の民間人の命は考慮しない様に見えます。
現在のネタニヤフ首相に代表質問されるイスラエル右派の考えでは、報復の連鎖が、別の場所で行われるだけだろうと思います。
番組では「1993年9月13日、イスラエルのラビン首相とPLO=パレスチナ解放機構のアラファト議長が、アメリカのホワイトハウスで、クリントン大統領立ち合いのもと、”パレスチナ暫定自治合意”に調印した事も報じてました。
合意成立の瞬間((ネットより)
それはさて置き、 パレスチナ・ガザ地区北部の難民キャンプをイスラエル軍が2日続けて空爆しました。イスラム組織ハマスは2日間の攻撃で少なくとも195人が死亡したと発表しています。
ジェノサイド(民族皆殺し)だと非難が上がる様になってきました。
ナチスによるそれを経験した民族指導者が「ジェノサイド執行人」と呼ばれるのは狂気としか見られません。
何とか共存して欲しいものですが、バイデン政権は来るべき大統領選に対するユダヤ系米人の支持を得るためには、「戦争止め男」としての役割は微妙です。
写真:ネタニヤフ首相
共同通信:
【エルサレム共同】イスラエル軍報道官は2日夜、イスラム組織ハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザの中心都市の北部ガザ市を包囲したと表明した。軍はガザ市にハマスの拠点があるとみており、地上部隊や空爆による攻撃を強化していく構えだ。米CNNテレビは、ガザ北部で2日夜に激しい爆発が続く映像を伝えた。
軍のハレビ参謀総長も複数の方向からのガザ市包囲を明言した。ネタニヤフ首相は「われわれは前進している」と述べた。ガザ市は密集地で地下にトンネル網があるとされ、激しい市街戦が見込まれる。
7日にハマスがイスラエルを奇襲してから続く戦闘の死者はガザ側が9061人。イスラエル側と合わせ計1万400人以上となっている。
国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)は、ガザ北部のジャバリヤ難民キャンプにある学校が2日に攻撃を受け、20人が死亡したとの報告があると明かした。このキャンプへの攻撃は3日連続。UNRWAによると、別のキャンプにも攻撃があり、子どもが死亡した。
(引用終わり)