王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

稼働停止から25年 ごみの最終処分場に帰ってきた生き物たち

2023-11-12 09:37:21 | 環境
何だかホッとするニュースです。
既に1998年に役割を終えた谷戸沢(やとざわ)廃棄物広域処分場の後処理の結果です。当時三多摩地区の生ごみでも埋め立て処分してたのでしょうか?
処分場を管理していた「東京都三多摩地域廃棄物広域処分組合」(現東京たま広域資源循環組合)のHPを見ると「自然環境の再生を目指した保全活動を続けている」事が記されています。
処分場ができる前、ここはシジュウカラなどの小鳥やタヌキなど多様な生き物が生息する森林だった。組合は生態系を取り戻すため、約45ヘクタールの敷地のうち埋め立てでできた約22ヘクタールの草地に清流復活用貯水池やビオトープを整え、生態モニタリング調査を継続しながら回復を待った。
1ヘクタール3000坪ですから22ヘクタールで66000坪です。平均的な18ホールのゴルフコースで駐車場含め100万坪と言われますからゴルフ場半分ほどの大きさの自然環境の再生とは気の長いけど素晴らしい企画です。
 稼働停止から25年がたった現在、処分場内には約1500種の動植物が生息する。水辺には初夏、ヘイケボタルやゲンジボタルが淡い光を放ち揺らめく。周囲では都のレッドリストに掲載されているシュレーゲルアオガエルやモリアオガエルが鳴き声を響かせていた。
様々な生き物が25年経って回復したとは地下に汚染物質とか危険物質が幸運にも無かった結果なのでしょうね。
目立たないけど大切な企画と思いました。

写真:ススキ原でさえずるホオジロ=東京都日の出町で2023年10月31日、宮武祐希撮影© 毎日新聞 提供 

毎日新聞:
夕日を浴びて黄金色に染まるススキが冷たい風にさらさらと揺れる。1羽のホオジロが「チチッチチッ」とさえずりながら目の前を横切った。穂の間を器用に飛び移り、一瞬動きを止めて周囲を見渡すと、鳴き声を残してどこかへ飛び去っていった。
 東京都日の出町の山あいにあるススキ原はかつてごみが埋め立てられた谷戸沢(やとざわ)廃棄物広域処分場だ。1984年から約14年間、八王子市や立川市など多摩地域26市町の家庭ごみが集められ、最終処分場として約260万立方メートルが埋められた。
 98年に役割を終え、処分場を管理していた「東京都三多摩地域廃棄物広域処分組合」(現東京たま広域資源循環組合)が自然環境の再生を目指した保全活動を続けている。
処分場ができる前、ここはシジュウカラなどの小鳥やタヌキなど多様な生き物が生息する森林だった。組合は生態系を取り戻すため、約45ヘクタールの敷地のうち埋め立てでできた約22ヘクタールの草地に清流復活用貯水池やビオトープを整え、生態モニタリング調査を継続しながら回復を待った。
 稼働停止から25年がたった現在、処分場内には約1500種の動植物が生息する。水辺には初夏、ヘイケボタルやゲンジボタルが淡い光を放ち揺らめく。周囲では都のレッドリストに掲載されているシュレーゲルアオガエルやモリアオガエルが鳴き声を響かせていた。
 環境省のレッドリストで「絶滅危惧Ⅱ類」に指定されているトウキョウサンショウウオの産卵も確認された。敷地外の森では密猟などで数を減らしているが、自由に立ち入れない処分場内では産卵数が増加しているという。
 2010年からは、フクロウ用の巣箱を設置し、16年にはひなが巣立った。繁殖期以外にはムササビが利用する姿も観察されている。同循環組合の関谷貴浩さん(33)は「生態系ピラミッドの頂点に位置するフクロウの営巣でも分かるように、自然環境の再生が順調に進んでいる」と話す。
 建設反対運動や、汚水流出をめぐる係争が長く続いた処分場。周辺環境への影響監視と、生態系再生への取り組みが同時並行で続く。
【写真・文 宮武祐希】
(引用終わり)

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10日 【速報】宝塚歌劇団の女性(25)死亡 遺族側が会見「上級生からパワハラ」「あんたのせい」など怒号

2023-11-12 07:40:48 | 芸能
今年9月30日、ここをクリック⇒宝塚歌劇団に所属する25歳の女性の遺体が、自宅マンションの敷地内で見つかったことを受け、10日午後3時から遺族側が会見を行い、死亡に至る経緯を説明したと報じられました。
宝塚側は「当初煮え切らない態度で対応していましたが10月に入り「親会社である阪急阪神ホールディングスとは関わりがない外部の弁護士らによる調査チームを立ち上げたと発表しました」がその結果はこの遺族側の指摘とは別でまだ結果が出ていない様です。
⤵ ⤵
遺族側の弁護士さんは宝塚歌劇団の祝言をwるのに大変な苦労があったでしょうが:
ー総じて「上級生からパワハラ」
ー その1例として公演に向けて極めて過重な業務を課されていて、睡眠時間をまともに取れない状況(8月以降五日3時間程度)
ー、上級生に頻繁に呼び出され、「下級生の失敗が、すべてあんたのせいや」「マインドが足りない。マインドはないのか」などと怒号を浴びせらた
その結果、女性は心身の健康を損ない死亡するに至ったとしています。
素人の浜爺が事件を聞いて「上級生によるいじめ」かなと思ったくらいですから、遺族側弁護団の指摘は正しいのだろうと思います。
そうすると、上級生はみな社会人ですから相応の刑事責任を問われるでしょうし、歌劇団側は管理責任を問われそうです。
歌劇団側・阪急電鉄は、「大変重く受け止めている」そうです。
体質が変わるほどの改革がなされますかね?
阪急側の「調査チーム」の結論待ちの様です。
もう一波乱ありそうですね!

写真:10日遺族側の会見© 読売テレビ 

読売テレビニュース:
今年9月30日、宝塚歌劇団に所属する25歳の女性の遺体が、自宅マンションの敷地内で見つかったことを受け、10日午後3時から遺族側が会見を行い、死亡に至る経緯を説明しました。
 9月30日、兵庫県宝塚市のマンションの敷地内で、宝塚歌劇団の宙組に所属する25歳の女性の遺体が見つかりました。最上階に柵を乗り越えたような跡があったことなどから、警察は自殺の可能性が高いとみて調べています。
 宝塚歌劇団は先月、死亡のいきさつや理由を調べるため、親会社である阪急阪神ホールディングスとは関わりがない外部の弁護士らによる調査チームを立ち上げたと発表しました。
 女性は歌劇団に入団7年目で、10日、遺族側の弁護士が会見を行いました。
■遺族側「上級生からパワハラ」
 遺族側が配布した資料によると、女性は下級生をまとめる責任者の長の役割にあり、公演に向けて極めて過重な業務を課されていて、睡眠時間をまともに取れない状況にあったということです。
 また、上級生に頻繁に呼び出され、「下級生の失敗が、すべてあんたのせいや」「マインドが足りない。マインドはないのか」などと怒号を浴びせられ、パワハラを受けていたということです。
上級生団員からパワハラを繰り返し受け、その結果、女性は心身の健康を損ない死亡するに至ったとしています。
 弁護士は、会見で「一般社会よりも異常に上下関係が厳しく、パワハラを繰り返していた」と指摘し、今後、劇団側が安全配慮義務に違反していたとして、適切な被害補償を行うことを求めるとしています。
■劇団側「重く受けとめている」
 劇団側は、取材に対し、「コメント等は今出せる段階ではありません。事実は重く受けとめています。ご遺族に対して誠実な対応をしてまいりたい。外部の弁護士による調査結果を踏まえ真摯に対応してまいります」とし、阪急電鉄は、「大変重く受け止めております」とコメントしています。
■遺族のコメント
 娘の笑顔が大好きでした。
 その笑顔に私たちは癒され、励まされ、幸せをもらってきました。
 けれど、その笑顔は日に日に無くなっていき、あの日、変わり果てた姿となり二度と見ることが出来なくなってしまいました。くりくり動く大きな瞳も、柔らかい頬も、いとおしい声も、何もかも私たちから奪われてしまいました。
 「どんな辛いことがあっても舞台に立っている時は忘れられる」と娘は言っていました。けれど、それを上回る辛さは、忘れられる量をはるかに超えていました。宝塚歌劇団に入ったこと、何より、宙組に配属された事がこの結果を招いたのです。
(引用終わり)
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