今朝は日曜日なので8時からTVで「サンモニ」を見てましたが、そのテーマにガザ地区に対するイスラエル軍の攻撃の映像が有りました。
この時事通信の記事に因れば:
3日には、中心都市ガザ市の病院付近で救急車の車列も空爆を受け、多数の死傷者が出ている他、北部ジャバリヤの学校が空爆を受け、少なくとも15人が死亡、70人が負傷したそうです。
そして4日にも同地区の別の学校が空爆を受け、少なくとも15人が死亡、70人が負傷した。
ガザの保健省によると、10月7日のハマスの奇襲にイスラエル側が反撃を開始して以降、ガザでの死者は9500人近くに達した。このうち、少なくとも3900人は子供という。イスラエル側では1400人以上が死亡したそうで、当初の犠牲者の6~7倍の過度な反撃をしている事になります。
イスラエル軍によれば、救急車にはハマスの人間が(患者として)載っていたとし、学校の攻撃は地下トンネルへの出入り口とか説明している様ですが、それが事実でも民間人を無差別攻撃して良い事になりませんから、現イスラエル政権の極右ぶりは異常に見えます。
バイデン政権は国内のイスラエル系米国人の政治力により「イスラエルへの軍事と資金援助を決めていますが、さすがに今月に入ってのガザ周辺の砲爆撃を(一時)停止させるべくブリンケン国務長官をイスラエルに送りましたが、その要請を受け入れる気は無いようです。
この様な状態が更に続けば、イラン支援のヒズボラやその他のイスラム系過激派による、ガザ地区以外でのテロ行為で不服されるので無いか? と素人目には見えます。
互いの存在を認めない二つの勢力を同じ場所に置いた(少なくとも1948年以降)のですから、何とか折り合いをつけ共存するしかない様に思えますが事態は微妙です。
写真:3日、パレスチナ自治区ガザとの境界に向かうイスラエル軍の砲兵部隊=撮影場所非公開(EPA時事)© 時事通信 提供
時事通信:
【エルサレム時事】イスラエルは4日も、イスラム組織ハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザへの激しい攻撃を続けた。AFP通信によると北部ジャバリヤの学校が空爆を受け、少なくとも15人が死亡、70人が負傷した。3日にも別の学校が砲撃されたほか、中心都市ガザ市の病院付近で救急車の車列も空爆を受け、多数の死傷者が出ている。
ガザの保健省によると、10月7日のハマスの奇襲にイスラエル側が反撃を開始して以降、ガザでの死者は9500人近くに達した。このうち、少なくとも3900人は子供という。イスラエル側では1400人以上が死亡した。
ガザ地区内の学校には多くの避難者が身を寄せている。ロイター通信によると、ジャバリヤの学校では、避難者らが朝食を準備していた時に突然空爆が始まった。現場はがれきが散乱し、人々が泣き叫んでいた。3日にはガザ北部の別の学校が砲撃を受け、20人が死亡。血痕が残る校舎内の壁や、救急隊員が負傷者を搬出する様子が報じられた。いずれの学校も国連が運営していた。
3日に救急車の車列が空爆に遭ったのは、ガザ市最大規模のシファ病院の入り口付近。ロイターは15人が死亡、60人が負傷したと伝えた。
国連のグテレス事務総長は声明で、遺体が折り重なる現場の様子を「痛ましい光景だ」と指摘。戦闘停止を改めて訴えた。イスラエル軍は、ハマスが救急車で戦闘員や武器を搬送していたことを示す情報があったと主張している。
イスラエル軍はガザを包囲し、空爆と並行して地上作戦を進めている。イスラエルは民間人に対し、「戦闘地域」と見なすガザ北部から退避するよう呼び掛けているが、住民の多くは北部に残っている。
(引用終わり)