王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

4日 イスラエル、連日の学校攻撃=犠牲拡大、ガザ死者9500人に

2023-11-05 09:08:50 | 海外
今朝は日曜日なので8時からTVで「サンモニ」を見てましたが、そのテーマにガザ地区に対するイスラエル軍の攻撃の映像が有りました。
この時事通信の記事に因れば:
3日には、中心都市ガザ市の病院付近で救急車の車列も空爆を受け、多数の死傷者が出ている他、北部ジャバリヤの学校が空爆を受け、少なくとも15人が死亡、70人が負傷したそうです。
そして4日にも同地区の別の学校が空爆を受け、少なくとも15人が死亡、70人が負傷した。
ガザの保健省によると、10月7日のハマスの奇襲にイスラエル側が反撃を開始して以降、ガザでの死者は9500人近くに達した。このうち、少なくとも3900人は子供という。イスラエル側では1400人以上が死亡したそうで、当初の犠牲者の6~7倍の過度な反撃をしている事になります。
イスラエル軍によれば、救急車にはハマスの人間が(患者として)載っていたとし、学校の攻撃は地下トンネルへの出入り口とか説明している様ですが、それが事実でも民間人を無差別攻撃して良い事になりませんから、現イスラエル政権の極右ぶりは異常に見えます。
バイデン政権は国内のイスラエル系米国人の政治力により「イスラエルへの軍事と資金援助を決めていますが、さすがに今月に入ってのガザ周辺の砲爆撃を(一時)停止させるべくブリンケン国務長官をイスラエルに送りましたが、その要請を受け入れる気は無いようです。
この様な状態が更に続けば、イラン支援のヒズボラやその他のイスラム系過激派による、ガザ地区以外でのテロ行為で不服されるので無いか? と素人目には見えます。
互いの存在を認めない二つの勢力を同じ場所に置いた(少なくとも1948年以降)のですから、何とか折り合いをつけ共存するしかない様に思えますが事態は微妙です。

写真:3日、パレスチナ自治区ガザとの境界に向かうイスラエル軍の砲兵部隊=撮影場所非公開(EPA時事)© 時事通信 提供 

時事通信:
【エルサレム時事】イスラエルは4日も、イスラム組織ハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザへの激しい攻撃を続けた。AFP通信によると北部ジャバリヤの学校が空爆を受け、少なくとも15人が死亡、70人が負傷した。3日にも別の学校が砲撃されたほか、中心都市ガザ市の病院付近で救急車の車列も空爆を受け、多数の死傷者が出ている。
 ガザの保健省によると、10月7日のハマスの奇襲にイスラエル側が反撃を開始して以降、ガザでの死者は9500人近くに達した。このうち、少なくとも3900人は子供という。イスラエル側では1400人以上が死亡した。
 ガザ地区内の学校には多くの避難者が身を寄せている。ロイター通信によると、ジャバリヤの学校では、避難者らが朝食を準備していた時に突然空爆が始まった。現場はがれきが散乱し、人々が泣き叫んでいた。3日にはガザ北部の別の学校が砲撃を受け、20人が死亡。血痕が残る校舎内の壁や、救急隊員が負傷者を搬出する様子が報じられた。いずれの学校も国連が運営していた。
 3日に救急車の車列が空爆に遭ったのは、ガザ市最大規模のシファ病院の入り口付近。ロイターは15人が死亡、60人が負傷したと伝えた。
 国連のグテレス事務総長は声明で、遺体が折り重なる現場の様子を「痛ましい光景だ」と指摘。戦闘停止を改めて訴えた。イスラエル軍は、ハマスが救急車で戦闘員や武器を搬送していたことを示す情報があったと主張している。
 イスラエル軍はガザを包囲し、空爆と並行して地上作戦を進めている。イスラエルは民間人に対し、「戦闘地域」と見なすガザ北部から退避するよう呼び掛けているが、住民の多くは北部に残っている。 
(引用終わり)
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4日 世界唯一の捕鯨母船「日新丸」引退…南極海へ航海27回、火炎瓶投げ入れられる妨害も

2023-11-05 08:58:07 | 環境
4日 世界唯一の捕鯨母船「日新丸(にっしんまる)」(8145トン)が現役最後の操業を終え、山口県下関市の下関港に入港したそうです。
日本の捕鯨業を33年間支え続け来年5月末までに廃船となる予定で、同年3月に完成予定の新母船「関鯨(かんげい)丸」が後を継ぐとの事。
古くて新しい問題です。
やがてこうなる事は判っていましたが、ここをクリック⇒日本はWHCを脱退して迄して日本のEEZ内で調査捕鯨を進めてきました。
上記の記事から12年経ち日新丸の退役が決まった後、「関鯨(かんげい)丸」が後を継ぐそうですが、別紙の情報によれば70億円もする建造費を船主の共同船舶はどう採算ラインに乗せるのでしょうかね?
一度決めたら「方向転換できない日本の官僚機構の悪しき見本」の先行きを見る事無く浜爺はこの世とおさらばです。 ⤵ ⤵

写真:最後の操業を終え、下関港に入港する「日新丸」(奥は関門橋)(4日午前、山口県下関市で)=秋月正樹撮影© 読売新聞 

読売新聞:
日本の捕鯨業を33年間支え続けた世界唯一の捕鯨母船「日新丸(にっしんまる)」(8145トン)が4日、現役最後の操業を終え、山口県下関市の下関港に入港した。来年5月末までに廃船となる予定で、同年3月に完成予定の新母船「関鯨(かんげい)丸」が後を継ぐ。
 この日午前、至る所がさびつき、満身創痍(そうい)の日新丸が接岸すると、見守っていた多くの市民らから歓声が上がった。今年捕獲できるニタリクジラ187頭、イワシクジラ24頭をとりきっての帰還だ。市内の男性(76)は「私たちの世代は鯨を食べて育った。日新丸は荒波を越えて、その食文化を守ってくれた」と話した。
 日本捕鯨協会などによると、日新丸は1987年、遠洋トロール船として建造され、91年に捕鯨母船「日新丸」に生まれ変わった。調査捕鯨に従事し、南極海への航海は27回に上る。反捕鯨団体の船に接触されたり、火炎瓶を投げ入れられたりするなど妨害活動を受けたこともあったという。
 日本が国際捕鯨委員会(IWC)を脱退し、2019年7月から商業捕鯨を再開した後は、日本近海で操業。捕鯨船団を率い、調査捕鯨と商業捕鯨で計約1万7000頭の鯨を解体処理した。
(引用終わり)
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