5日(現地時間)「トランプ大統領が権力乱用と議会妨害の罪に問われた」弾劾裁判で米上院は全ての罪で無罪とする評決を下しました。
この弾劾裁判は、民主党が下院(多数)で成立させたものの、ここをクリック⇒弾劾が成立するには上院の3分の2以上の賛成が必要で上院では共和党が過半数(53議席)を占めているため、成立は難しいと見られていました。
それでも、1月31日民主党がボルトン前大統領補佐官らの証人を召喚する動議が出され、これが可決されるとトランプ大統領は苦しい戦い! と言われていましたが、51-49と議席配分に近く否決され事なきを得ました。
従って、この日から、大統領弾劾は否決がほぼ決まりとなりました。
以下の参考記事の通り、ウクライナ疑惑については52-47、権力乱用に関しては53-47 と絵に描いた様な結果になりました。
民主党は4日のアイオワ州の候補者指名投票の集計で手続きのミスがあり、トランプ大統領に笑われていました。 加えてこの弾劾裁判の無罪評決で一層、この2020年の大統領選に勢いが付きそうです!
写真:4日連邦議会で大統領一般教書の演説を行うトランプ大統領
AFP=時事通信:
【AFP=時事】(更新)ドナルド・トランプ米大統領が権力乱用と議会妨害の罪に問われた弾劾裁判で、米上院は5日、トランプ氏を全ての罪で無罪とする評決を下した。トランプ氏は共和党の強固な支持を取り付け、就任後3年間で最大の危機を乗り切った。
共和党が過半数を占める上院は、再選を目指すトランプ氏が軍事支援と引き換えに自身の政敵ジョー・バイデン氏に対する捜査を行うようウクライナ政府に圧力をかけたとの訴因について採決を行い、無罪52、有罪48で無罪を言い渡した。
共和党議員52人が無罪票を投じた一方、民主党議員は47人全員が有罪票を投じた。共和党からは唯一、ミット・ロムニー議員(ユタ州選出)が造反し有罪票を投じた。
続いて上院は、トランプ氏が下院による弾劾調査への協力を拒み議会を妨害したとの訴因について採決を行い、無罪53、有罪47で無罪を言い渡した。ロムニー議員はこの訴因については無罪票を投じた。 【翻訳編集】AFPBB News
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