昨日11日衆院予算委員会で専門家会議の尾身茂副座長が「報告された感染者がすべてを捕捉している訳ではない」とし確認された感染者数に比べ、実際の感染者がどれだけ多いのかについて「実は10倍か、15倍か、20倍かというのは、今の段階では誰もわからない」と答えたそうです。 がががーーーん!
正直と言えば正直な返答ですが、これが政府専門委員会の副座長にしてスポークスマンの見解とは「(;´д`)トホホな内容です!」
浜爺は「ダイアモンドプリンセス号の感染者の扱い」の時から、この専門者会議の偉いさん達は“ウイルス感染学の泰斗でしょう”が感染症対策と政治を結び付ける能力がないと見ていました。
言い換えれば、政治家は専門者会議の言いなりで「そんな事したら政治的に国民が納得しない」との判断が(専門家なる言葉に圧倒され)出来ない! という事でした。
新型コロナウイルス感染がどんなものか良く分らない(ものだとして)その初期に「医療崩壊を防ぐためPCR検査を絞る基準を決めた」のだとしても、その後2月の半ばには、ここをクリック⇒白鴎大学岡田晴恵先生他のTVニュースショーでの指摘を無視して、一向に「PCR検査数を増やす手立てを講じず、ついには8日の加藤厚労相による“それは誤解だ!37.5度4日の規制撤廃”に繋がります」それさえ、当初の方針の誤りを認めての方針変更で有りませんから、この新方針が、ここをクリック⇒“豆腐を竹串で刺すようにスーッと通るか”は厳しい目で見なければいけません!!
さて、話は戻って、「地域的に、ひいては全国的にどの程度新型コロナウイルス感染者が居るのか?」はサンプリング調査をしないと全体像がつかめないとは「これもTVニュースショーで繰り返し提言された事です!
しかし、昨日の立民福山幹事長の追及に尾身福座長が(言葉に詰まると)安倍首相が「世界各国でも無症状者をどんどんPCR検査をしてるわけでない」と尾身氏に代わり応答し「この行為そのものが批判」されていますし福山氏の「全数調査に対し無症状のPCR検査と質問をはぐらかしたか? 取り違えたか?」安倍首相の頭の中身が問題でもあります。
一つ分かった事は「安倍首相の頭の中“新型コロナウイルス感染者の数を何らかの方法で推測しよう”との考えが無い事が判りました。
それなら、新たな感染者のいない地方の県は兎も角、東京、中京そして関西の大都市での「緊急事態宣言解除」を何を基準にするつもりなのでしょう??
それかどうか昨日小池東京都知事は西村経済再生相との会見で「抗体或いは抗原検査を行いたし、付いては予算措置を!」と要請したそうです。
東京都は目下、自粛要請を緩和する様子を見せていませんが、このままでは自営業者の倒産は免れません。 何らかの規制緩和策を講じるにしても、2波3波の感染拡大は絶対避けたいところです。
正直な?専門家と余り頭の良くない?首相(と幕僚たち)、その下にいる1億2千600万人の日本人。
国士は居ませんかね? 国士さーん 貴方かも知れません?!
知恵を絞って現状を打破してください。 お願いします!!!
写真:質問する立民の福山幹事長
朝日新聞:
新型コロナウイルスをめぐり国内で計1万5千人超の感染者が確認されている中、政府の専門家会議の尾身茂副座長は11日の参院予算委員会で「報告された感染者がすべてを捕捉しているわけではない」と説明した。確認された感染者数に比べ、実際の感染者数がどれだけ多いかについて、「実は10倍か、15倍か、20倍かというのは、今の段階では誰も分からない」と語った。
立憲民主党の福山哲郎幹事長への答弁。安倍晋三首相も「現在の感染者が、PCR検査で確定している感染者数よりも多いだろうと考えているが、どれぐらいいるかは申し上げられない」と答えた。
福山氏が「世界中は無症状・軽症の方も含めて検査して感染者を出し、実態を把握する中で議論している」と主張すると、首相は「世界各国でも、無症状の方をどんどんPCR検査をしているわけではない」と反論した。
問い詰められた尾身氏の答弁をめぐり、首相が何らかアドバイスをしたとして、福山氏が「総理が答弁指示してどうするんですか」と憤る場面もあった。
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